「焦って、結局自分がやってしまう」

【家事が終わらない……の焦り】

夕飯の準備を開始する時間が遅れると、夕飯の時間(19時)に間に合わなくなるので焦る。 冷蔵庫に食材が少なくなった状態で、献立が決まっていないと焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)

夫がするとどうしても要領が悪かったり遅かったりするので、結局焦って自分でやってしまう(機械・重電/資材・購買/1歳と年少のママ)

隙間時間が少しでもあれば,何か家事をしている。ゆっくりできない。とりあえず、1日が終わるまでは息が抜けない(食品・医薬・化粧品/研究・開発/2歳と年長のママ)

教育、習い事、受験……子育てに関する「長期的な焦り」も

 ここまで見てきたのは、毎日の生活に関わる、いわば「短期的な焦り」です。一方で、子育てや仕事に関して、長いスパンから見た「長期的な焦り」で悩んでいる声も多く寄せられました。例えば子どもの習い事に関して、「周囲を見て焦る」という悩み。

【習い事 今のままで大丈夫? の焦り】

周りの家庭が教育熱心な中、わが子には趣味レベルの習い事しかさせておらず、理性では大丈夫と思いつつ、マイペースな成長をしている子どもにふとした瞬間に焦りを感じることがある(情報処理・SI・ソフトウエア/経営企画/1歳と小2のママ)

上の子(小2)がおっとりしていて少し繊細で、登校前や帰宅後はイライラや大泣きをしやすい。疲れすぎると登校できないのではと思い、習い事は1つにしているが、経験が少なくなってしまうのではと少し焦りを感じている(情報処理・SI・ソフトウエア/情報処理・情報システム/2歳と小2のママ)

専業主婦の友達の話を聞くと、みんな習い事や幼児教室に通わせている。私は、時間的な余裕もなく、何にも習い事をさせていないので、子どもの成長の芽を摘んでいないかと焦りを感じる(放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/1歳と年少のママ)

【子どもの教育全般の焦り】

子どもの教育に関する他人のブログや、成功体験の記事を読むたびに、自分の子は全然できていないと焦る(卸売・小売業・商業/総務・人事/小3のママ)

日本の公立の教育に魅力を感じていないのに通学させていることに焦る(その他/財務・経理/小5と中1以上のママ)

子どもの英語教育に焦りを感じている。未就学児向けの英会話教室は、効果があると思えず通わせていなかった。英語に触れさせる時間や機会を増やそうとは思うが、多忙で後回しになってきている。英会話教室に通っている友達に追いつけるか、ニガテ意識を持たないかなど、焦ってしまう(卸売・小売業・商業/財務・経理/小6のママ)

【中学受験についての焦り】

自分は中学受験を経験していないし、地方出身で都内の学校事情も詳しくない。何も分からない中、妻が中学受験をさせたいという希望があり、焦って情報収集をしている。ある本では、「小学3年生の2月から塾通いを始めるのが一般的」「塾で下のレベルのクラスから、上のレベルに上がるのは至難の業。入塾当初から上のクラスに入ることを目指せ」と書いてあった。小3でトップクラスを目指すなら、小2の今から、入塾テストのための勉強が必要ということなのか……焦る。また、コロナ禍で学校見学等もままならないため、志望校の情報収集にも焦っている(公務員/年長と小2のパパ)

 管理職への昇進や、転職、マミートラックなど、自身のキャリアに関する「長期的な焦り」を抱えている人も少なくないようです。