子どもごとに教育費の口座を作れば予算オーバーになりにくい

 竹下さんのお勧めは、子どもごとに教育費の口座を作ること。「1カ月に教育費として使える金額を決めておいて、毎月その金額をその口座に入金し、習い事や学費、学校に支払う現金での出費など、すべてそこから出すようにすれば、『いつの間にか予算を超えてしまった』とならずに済みます」

 今回の特集では、教育費を押さえつつ、かつ子どもにとってより良い教育を受けさせるための、さまざまな方法や実践例を徹底取材。2本目以降の記事で詳しく紹介していきます。

 例えば、2本目記事では、低コストで本格的な英語力を獲得できる独自の学習方法を実践しているマネーフォワードCTOの中出匠哉さんの実践例を紹介します。3本目記事では、「子どもの可能性を広げるためにいろいろな習い事を経験させてあげたいけど、コストは抑えたい」という人にぴったりの、オンライン習い事を紹介。注目のオンライン教室や、実際に受けてみた人たちの声もお伝えします。

 中学受験を考えている人は、塾に通うのでなく、通信教育や塾のオンラインコースを利用して家庭で勉強してコストを下げるという方法もあります。4本目記事では、家庭学習で中学受験を突破するために未就学の時から習慣にしたいことや、心がけたい親のサポート、模試や進路指導などで塾などのサービスを上手に「部分使い」する方法について、受験のプロによるアドバイスをご紹介します。また、5本目記事では、私立中各校が導入している奨学金(特待生)制度について取り上げます。私立に行きたいけど、学費面で心配がある場合は、ぜひ検討してみてください。

 6本目記事では、教育費に「予算」の考え方を導入、教育の目的も明確にしつつ、わが子の良さが生きる環境を第一に考えて最適な進路を選択し、上手にサポートしている日経DUAL読者の経理ママの実例を紹介します。

 本特集を、コロナ以降の世の中で、わが子の教育や進路を考える上で役立てていただけると幸いです。

■「今こそ実践したいローコスト&ハイクオリティー教育」特集
【1本目】教育費のコスト意識 子にも共有で主体性アップ ←今ココ
【2本目】CTOパパ伝授 低コストで簡単&効果あり英語学習
【3本目】 諦めていた習い事可能に オンラインの利点と注意点
【4本目】塾に行かずに中学受験 自宅習慣と学習スケジュール
【5本目】受験の費用と方針 家族会議で兄妹の意思を確認
【6本目】家計助かる私立中の特待生制度 選抜基準と学校選び

取材・文/西山美紀、日経DUAL編集部 イメージ写真/PIXTA


竹下さくら
竹下さくら ファイナンシャルプランナー(CFP)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士資格者。損害保険会社・生命保険会社の本店業務部門等を経て独立。「なごみFP事務所」を共同運営。主に個人向けのコンサルティングに従事。著書に『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)、『親と子の夢をかなえる!“私立”を目指す家庭の教育資金の育てかた』(共著、近代セールス社)、『「奨学金」を借りる前にゼッタイ読んでおく本』(青春出版社)等。