共働き子育て世代にとって、多忙な毎日を過ごす中で大事なのは、やるべきことを「ただこなすだけ」にならないようにすること。仕事においてもプライベートにおいても、アウトプットのみならず、必要なことを適宜、インプットして新しい知識や価値観を得たり、新しい人脈を広げたりすることが大切で、そのためには、時間の使い方なども工夫をする必要があります。そこで、本特集では、最前線で活躍するママやパパに注目。彼女ら・彼らが、日常生活をスムーズに回す上で密かに実施している細かな工夫やマイルールについて聞きました。

仕事も子育てもうまく回している「あの人」の仕事術

部下に権限を委譲し、不在でも意思決定できる環境を整える

 女性のためのキャリア&ライフコーチングスクール「SHElikes(シーライクス)」を主要事業として展開するSHEの代表取締役CEO(最高経営責任者)を務める福田恵里さん。2歳の男の子のママであり、9月には次男の出産を予定しています。

 設立3周年を迎えた2020年4月、福田さんが29歳のときに新体制に移行。それまで取締役COO(最高執行責任者)として事業をけん引してきた福田さんが代表に就任しました。出産前は自分の力と時間を仕事にフルコミットし、忙しい日々を乗り切って会社を成長させてきましたが、出産後、2カ月の産休・育休を経て、さまざまな工夫で見事に仕事と育児を両立する経営者ママに。働き方をスムーズに移行できたポイントは、出産前の準備にありました

2歳の長男と(写真提供/福田さん)
2歳の長男と(写真提供/福田さん)

 「妊娠するまでは、妊娠や出産、子育てをする人たちの生活スタイルがまったくイメージできなかったのですが、実際に当事者になると想像以上でした。妊娠3、4カ月の頃は、つわりが本当にひどくて、自分の意思に反して、うまくいかないことがこれからたくさんあるんだろうなと実感。経営者として仕事と育児・家事の両立はできるのかと不安に思いました。だから社員の助けを借りながら、産休に入るまでに、自分が不在でも仕事が回るような体制を整えようと準備を進めました

 そこから生まれた福田さんのマイルールは大きく8つ。

次ページから読める内容

  • 部下への権限委譲において、特に大切にしていることは
  • 定期的な1on1で、経営や組織課題を部下と共有
  • ノーミーティングデーで生産性を高める
  • 夫と理想のライフスタイルをすり合わせ合意を図る
  • 「耳学」や「ランチ&朝ミーティング」で情報をインプット

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る