都立高校、トップ校以外について知りたい!

編集A ハイ! 私、行ってきます! 子どもの進路を考える上で知りたいのが、都立高校のこと。都内には81校もの都立高校があるそうですが、目立つのは日比谷高校や西高校など、東大や一橋といった大学への進学実績の高い、トップ校ばかり。他にもどんな都立高校があるのかを知りたいです。進学実績とか学校ごとの特色とか。「地元の公立中学に進み、高校受験する道を選んでも、幅広い選択肢は存在する」と分かれば、中学受験で焦る必要もなくなると思うんですよね。「進路は親が決めるのではなく、子ども本人に決めさせたい。小学生で決めなければいけないなんて早過ぎる」という考え方の親もいるでしょうし。

編集B 都立高校のことは、首都圏出身の人はよく知っているのかもしれないけど、地方出身の私たちにとっては謎だらけですよね。高校受験に強い専門家に話を聞きたいですね。

編集C 都立は学費が高くないことも魅力ですよね。新型コロナウイルスの影響で経済の先行きが明るくない中で、家計の教育費も引き締めムードになっていくと思います。「公立中学から都立高校」という進路を選択肢に入れる手がかりがほしいです。

編集A 公立中から都立高校を受験する場合、高校選びは内申点によって大きく左右されると聞きます。「内申点は中学校の先生が主観でつけるから、『先生受けする子』以外の子にとっては不利だ」なんて話もあるけど、それって本当なのかな?

偏差値以外の進路選びの基準とは

編集B そもそも、これからの時代、偏差値だけで進路を考えていていいの?という疑問もあります。テストで高い点を取れなくても、それとは違う能力が社会に出て役立つかもしれませんよね。

編集A これからはリモートワークが定着していくでしょうから、首都圏一極集中も緩和されていくかもしれません。ネットの発達で個人が簡単に独立起業できるようになってきたこともあり、グローバルに通用する実践的な英語力を身に付けたり、勉強以外の得意分野を伸ばしたりすることのほうが大切になってくる可能性もあるように思います。

編集C グローバル教育の面では、国際バカロレアのプログラムを備えた学校も増えているようですが、あまりに学費が高い学校は選択肢に入りにくいですよね。リーズナブルな学費で、実践的な英語が身に付く学校があれば知りたいです。

編集A 公立中高一貫校の中にも国際バカロレア認定校があるようですね。また、私立の中高一貫校の中でも、6年間の一貫教育の中で、確実に英語力を上げることで、一流私大や海外大学への進学実績が上がってきているところはあるようです。やっぱり中高一貫校も魅力的なので、中学受験のこともちゃんと知っておきたいですね。