仕事、子育て、夫婦関係…どれも「失敗したくない」ですよね。でも、キャリアに傷がついたら取り返せない? 親は完璧な見本でなければならない? いえいえ、きっとそんなことはないはず。親だって社会人だって人間だもの、失敗してもいいじゃない! この特集では、活躍する人たちの失敗談などに学びながら、失敗との向き合い方や、自分らしい乗り越え方についてのヒントをお届けします。

親だって社会人だって 失敗してもいいじゃない!

「失敗を恐れる」のは本当に自分のせい?

 会社から昇進を打診されても、今より責任が重くなると思うと、正直、腰が引ける。夫だったら両手を挙げて喜ぶのかもしれない。だけど、私は……。

 キャリアアップのチャンスが訪れても、その先にある失敗の可能性を考え、しり込みしてしまう女性が少なくありません。DUAL世代の中にも、「昇進の打診」を受けても、素直に喜ぶことができない。それどころか、うまくいかない可能性ばかりが頭に浮かび、「管理職になれるほどの能力がないのでは?」「手いっぱいになって、子どもにしわ寄せがいくのでは?」と、自分の能力に自信が持てなかったりする人もいるのではないでしょうか。

 3度の起業経験があり、多数の企業のスタートアップ支援や女性リーダー育成プログラムを主宰するウィズグループ代表取締役の奥田浩美さんは言います。

 「やったことがないことを始めるとき、失敗を恐れる気持ちは、誰にでもあると思います。ただ、『私なんて』と自分に自信を持てないのは、本当にあなたのせいでしょうか? 諸外国の人たちに比べ、日本人の自己肯定感が低く自信を持ちにくいのは、日本の教育で画一的な評価にさらされてきたためであり、むしろ、その中でがんばってきた証拠です。また、女性の管理職が圧倒的に少ないのに、男性ばかりの会議で、勇気を持って発言できないのも、当たり前のことですよね」

 奥田さんは、「社会や環境的な要因による自信のなさを、個人の問題と切り分けて考えることが、特に、女性にとっては大切」だと指摘します。

 「女性は、自分がやりたいことをすると家族や他人に迷惑をかけてしまうという、『ケア最優先』の意識を植え付けられすぎてきた面があると思います。そうした人たちが、社会で、自信を持ってやりたいことをするためには、今、手にしている『ものさし』を持ち替える必要があります

 子育てをしながら働く女性たちが、ものさしを持ち替え「失敗を恐れないマインド」を手にするには、以下の3つのステップを踏むのが近道だと奥田さんは言います。次のページから、詳しく解説してもらいます。

次ページから読める内容

  • 「失敗」とは、進むべき方向を教えてくれる道標
  • 小さな欲望をかなえることをおろそかにしない
  • 自分の欲望を、諦めてしまうクセを自覚しよう
  • 負の言葉にアンテナを張り、やりたいことの本音を知る

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