仕事、子育て、夫婦関係…どれも「失敗したくない」ですよね。でも、キャリアに傷がついたら取り返せない? 親は完璧な見本でなければならない? いえいえ、きっとそんなことはないはず。親だって社会人だって人間だもの、失敗してもいいじゃない! この特集では、活躍する人たちの失敗談などに学びながら、失敗との向き合い方や、自分らしい乗り越え方についてのヒントをお届けします。

親だって社会人だって 失敗してもいいじゃない!

「失敗を恐れない」姿勢と、「失敗から学ぶ」姿勢

 外資系企業の人事畑でキャリアを積んできた小田村裕子さん。人に関わる仕事が得意で、人事は天職だと感じているという小田村さんにも、過去には「人」に絡む大失敗があると言います。「本当に今でも申し訳ない気持ちでいっぱいの失敗です」

 複数の外資系企業で人事部長などを歴任した後、2020年5月から、医療・福祉分野の人材サービスのトライトグループに執行役員CHRO人事本部長として参画、現在は上場という新たな目標に向けて挑戦している小田村さん。男女雇用機会均等法施行前に社会人になり、役員というポジションにまでキャリアの階段を上がってきた背景には、「失敗を恐れない」姿勢と、「失敗から学ぶ」姿勢がありました。「お恥ずかしながら、そもそも失敗だと自分で気付いていないことも多いかもしれません。でも、失敗をせずに仕事で成功している人なんて世の中にいないと思います

小田村裕子(おだむら ゆうこ)さん 大阪薬科大学卒業後(薬剤師)、国内製薬会社を経て、ニューヨーク大学でMBA取得。外資系人事コンサルティングファームにて人事コンサルタント、外資系企業(日本ロレアル、SAPジャパン、キャドバリージャパン) にて人事部長を経験。2009年より日本メドトロニック人事Vice Presidentを経て、2020年5月トライトグループ参画、現在は、執行役員CHRO人事本部長
小田村裕子(おだむら ゆうこ)さん 大阪薬科大学卒業後(薬剤師)、国内製薬会社を経て、ニューヨーク大学でMBA取得。外資系人事コンサルティングファームにて人事コンサルタント、外資系企業(日本ロレアル、SAPジャパン、キャドバリージャパン) にて人事部長を経験。2009年より日本メドトロニック人事Vice Presidentを経て、2020年5月トライトグループ参画、現在は、執行役員CHRO人事本部長

 小田村さんは、上の子が小学生になる前に離婚、ひとり親として働きながら1男1女を育ててきました。「キャリアがどうこうという以前に、子どものために働く必要がありました。子どもたちにとって私は常に『忙しく働いている人』だったと思います」

 2人の子どもは現在、20代後半に。「振り返ると、子育てと仕事の両方の失敗から大切な学びを得ました」。管理職と子育ての両立に奔走した40代前半のころに、小田村さんが、どんな失敗をし、そこからどんな気付きを得たのか聞きました。

小田村さんが「失敗から気付いたこと」 ・「正論」と「正解」は異なる ・自分にも部下にも完璧を求めず、部下に助けを求めると部下は伸びる ・管理職の仕事は「部下の失敗を謝ること」 ・子育てで痛感「世の中は自分の思い通りにいかない」 ・「ベストを尽くす」と「パーフェクトを目指す」は違う

次ページから読める内容

  • 女性社員は制服着用、会議は参加できずお茶くみ
  • 自分にも部下にも完璧を求めた結果
  • サッカーの練習中に長男がケガをして……
  • 子育てとキャリアを両立して分かったこと
  • 失敗を恐れて踏み出せないことは?

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