子どもに振り回され、理想通りに働けない
読者から集まった「失敗エピソード」の中で最も多かったのが、「仕事と家事育児の両立が、理想通りにいかなかった」という声でした。子育てをしていると、子どもの体調不良などの突発的な出来事は起こるもの。仕事に遅刻したり、大事な会議に参加できなかったりと、社会人として「失敗」と言われるようなことも経験し、それでも前を向いて生きている姿が見えてきました。
息子のイヤイヤ対応で1時間の遅刻
結局、会社には1時間程度の遅刻で出社となりました。あのまま強引に連れて行っていたらもっと泣いて大変になっていたかもしれません。遅刻を覚悟して息子に寄り添ったことで、息子も比較的短時間で気持ちの切り替えができたのだと思います。(ハピネット広報 大嶋ゆきみさん/2歳のママ)
育休明けに希望の仕事に立候補したが…
妊娠・出産を機に仕事のペースを落としたことで、本当にやりたいことが見えなくなったり、希望の仕事に戻れなくなったりする、いわゆるマミートラックに乗ってしまったという人もいました。
マミートラックから抜け出せない
出産後も正社員のまま仕事を続けることを諦めない、という強い気持ちを持てなかった。結果、契約社員、派遣、パートなど非正規で働き、苦労している。(会計/総務人事/中1以上のママ)
キャリア形成期の半ばで出産し、いまだに管理職には就いていないため、社内から「負け組」とみなされているように感じる。(独立行政法人/企画・調査・マーケティング/年長のママ)