新型コロナウイルス感染拡大を背景に、テレワークの利用が急速に広がっています。以前から、働き方改革に伴う生産性の向上・効率化で、会議や打ち合わせといった職場での対面コミュニケーションの機会が減りつつありますが、ここに来てそうした傾向はさらに顕著化していくでしょう。仕事の悩みを一人で抱えたり、上司、部下、同僚とうまくコミュニケーションが取れず、ストレスをためることもあるかもしれません。職場の人間関係を円滑にするための方法やテレワークの進め方などを紹介します。

 仕事をしていれば、悩むことも多い職場の人間関係。本特集では、そうした人間関係のストレスから身を守り、良好な関係づくりをしていくための方法を紹介しています。

 今回は、仕事でありがちなお悩みに、お笑い芸人のロザン・宇治原史規さんがアドバイス。例えば「アサインされたプロジェクトチームのメンバーの一人は、議題や意思決定があるたびに何かと反発するタイプ。文句ばかりの彼と同じチームになって、納期に間に合うようスムーズに業務を進められるか心配で気が重い」というお悩み。自分が苦手とする人をどう巻き込んでいけばいいのでしょうか。

 DUAL世代はチームリーダーを任されたり、後輩を指導する立場になったりすることも多いでしょう。人間関係でストレスをためないようにするには、自分の言いたいことを主張することが大事ですが、主張すれば相手を不快にさせてしまうとうまく言えないことで、さらなるストレスを感じることもあるかもしれません。

 「今は働き方改革が進んだり、ハラスメントの問題が注目されたりと、社会がどんどん変化していますね。でもどんな社会になったとしても、人とのコミュニケーションにおいて重要なのは敬意を持って接することやと思います」と話す宇治原さん。

 宇治原さんが人とのコミュニケーションにおいて普段から心がけていること、「こんなとき、こういうふうに返したら雰囲気を悪くせずに自分の主張ができる」「こんなふうに伝えたら、気持ち良い仕事環境になる」のコツとは? 「苦手なチームメンバーをどう動かす?」「自分の生活との境界を守りたいが、どう伝える?」などへの具体的な対処法や、部下・後輩とのコミュニケーションにおけるポイントについて答えてもらいます。