- (1)高年齢での住宅購入「売ってローンを完済予定」大丈夫? ←今回はココ
- (2)高齢出産親の住宅購入 中学受験前提で物件価格の上限は
- (3)コロナ下で子育て世代の「住みたい街」どう変化?
- (4)家の買い替え 間違えてはいけない「売」「買」の順番
- (5)「教育熱心な学区」を選ぶことが逆効果になる場合も
- (6)共働きにオススメ! 住み慣れたエリアでの自宅購入
- (7)年収1350万円世帯は8000万円の物件を買える?
今の世帯年収が高いからといってそれに合わせて高過ぎる物件を選んでしまうと、あとで教育費が足りないなど家計が破綻してしまうかもしれない――。37歳で第1子、40歳で第2子を出産したAさん(46歳)のケースを一例に挙げながら、住まいのお金専門ファイナンシャルプランナーの有田美津子さんに話を聞く記事の後編。
前編に続き、夫婦共に定年まで正社員で働き、子ども2人を私立中・高・大に進学させる前提で、40代後半など、通常よりも遅めのタイミングで共働き子育て世帯が住宅を購入する場合について、どう資金計画を立てるべきか、そもそもいくらまでの物件なら買えるのか、などを聞いていきます。
パパ(48歳) 正社員 年収700万円
家族構成:小3(9歳)、年長(6歳)
現況:東京都目黒区で賃貸マンションに暮らし、23区内で新築戸建てを中心に探している。いずれ子どもが独立したら家を売却してローンを完済し、夫婦2人で住めるような賃貸物件に移るという青写真を描いている。子ども2人は中学から私立進学を希望
(1)40代後半での住宅購入。いくらの物件なら買える?
(2)住宅ローンを返しながら、子どもは私立中学にも行ける?
(3)戸建て希望だが、いずれ子どもが独立したら家は売ってローンを完済させたい。ならば今新築を買うべきか?
●返済期間中に年収が下がるから考えたいこと
●住宅購入予算を試算するために必要な「夫婦の将来の数字」
●働き方や夫婦の形は多様化している
●活用するならペアローン?
●「いずれ売るからローンは完済できる」という青写真を描くのは問題ない?