住宅購入は、人生において最も「大きな買い物」といっていいでしょう。晩婚・晩産化で、30代後半以降で親になるケースも少なくない今、「住宅資金」「子どもの教育資金」「老後資金」という3つのお金問題が重なってくるという人もいるかもしれません。また、コロナ禍で勤務スタイルが変化し、「持ち家を売って住み替えたい」という人もいるでしょう。首都圏では、特にマンション価格が高騰し続けており、買うタイミングを計りかねて様子見を続けている人も少なくありません。いつ、どこに、どう買えばいいのか……。共働き子育て世帯の「家の買い方」に迫ります。

令和時代の共働き家庭の家の買い方

 今の世帯年収が高いからといってそれに合わせて高過ぎる物件を選んでしまうと、あとで教育費が足りないなど家計が破綻してしまうかもしれない――。37歳で第1子、40歳で第2子を出産したAさん(46歳)のケースを一例に挙げながら、住まいのお金専門ファイナンシャルプランナーの有田美津子さんに話を聞く記事の後編。

 前編に続き、夫婦共に定年まで正社員で働き、子ども2人を私立中・高・大に進学させる前提で、40代後半など、通常よりも遅めのタイミングで共働き子育て世帯が住宅を購入する場合について、どう資金計画を立てるべきか、そもそもいくらまでの物件なら買えるのか、などを聞いていきます。

前編 高齢出産親の住宅購入 中学受験前提で物件価格の上限は
後編 高年齢での住宅購入「売ってローンを完済予定」大丈夫? ←今回はココ
Aさん夫婦のプロフィール
ママ(46歳) 正社員 年収650万円
パパ(48歳) 正社員 年収700万円
家族構成:小3(9歳)、年長(6歳)
現況:東京都目黒区で賃貸マンションに暮らし、23区内で新築戸建てを中心に探している。いずれ子どもが独立したら家を売却してローンを完済し、夫婦2人で住めるような賃貸物件に移るという青写真を描いている。子ども2人は中学から私立進学を希望
Aさんの疑問

(1)40代後半での住宅購入。いくらの物件なら買える?
(2)住宅ローンを返しながら、子どもは私立中学にも行ける?
(3)戸建て希望だが、いずれ子どもが独立したら家は売ってローンを完済させたい。ならば今新築を買うべきか?
この記事で読める内容

●返済期間中に年収が下がるから考えたいこと

●住宅購入予算を試算するために必要な「夫婦の将来の数字」
●働き方や夫婦の形は多様化している
●活用するならペアローン? 
●「いずれ売るからローンは完済できる」という青写真を描くのは問題ない?

次ページから読める内容

  • ここまでの貯蓄額が重要
  • 年収は下がっていく
  • 今後の働き方をどうするのか
  • ローンを組むならリスクヘッジが欠かせない
  • 最初から「売って完済」を前提にしても

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る