「住みたい街ランキング」が大きく変化
新型コロナウイルスの感染拡大により、生活様式が大きく変わりました。特にリモートワークが急拡大し、毎日の通勤から解放された人の中には、すでに自宅を購入している人であっても、都心の手狭な家から、郊外の広い家に住み替えたいと考えるようになった人もいるかもしれません。
これに対し「確かに働き方の変化は、住まい選びにも大きく影響しています」と話すのは、住宅事情に詳しいリクルートSUUMOリサーチセンター研究員の江原亜弥美さんです。
「ここ10年くらいは共働き家庭の増加に伴い、『職住接近』『都心志向』がトレンドでした。この太い流れはコロナ下の今も続いています。一方、コロナ下で働き方が変化した層を中心に、住まいに対する選択肢に多様性も出てきている、というのがここ1~2年の状況です」
コロナ下で起きている住まい選びに対する選択肢の多様化とはどのようなものなのでしょう? 江原さんに詳しく聞いていきます。
・「総合ベスト3」から東京23区内の街(駅)が消えた!
・住まい選びの価値観を変えたのは、ほぼ100%リモートワークになった人?
・「職住接近」「都心志向」に加え、出てきたトレンドとは?
・コロナ後のワークスタイルはどうなるの?