コロナ下でオンラインコミュニケーションが主流となり、在宅勤務という新しい働き方で生活スタイルは一変。働く親の負担は増えるばかりです。子どもたちにも大きなストレスがかかっています。そこで本特集では、働き方の専門家や産業医などに取材。ストレスフリーに生きるため、仕事や親子・夫婦間の適切な「距離の取り方」を提案します。

見通しが立たない日々。ストレスを感じる人が多数

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、行動を制限しなければならない暮らしが続いています。2年目に突入した今、ようやくワクチン接種は始まったものの、いつ完全に以前の暮らしに戻れるのかは分かっていません。

 外出自粛、仕事環境の変化、育児の孤立と、生活を一変させた新型コロナウイルス。長引く「我慢の生活」は、仕事、夫婦関係、育児と、各分野でDUAL世代にも大きな影響を与えています。日経DUALが2月に実施した読者アンケートで、コロナ下生活でストレスを感じることがあるか聞いたところ、「毎日のようにある」と答えた人が36.0%、「3日~1週間に1度くらいある」と答えた人が24.4%でした。約6割の人が、1週間に1度はストレスを感じているようです。

 自由記入欄には具体的なストレスやつらさがつづられていました。今は頑張れている人も今後、心や体に支障をきたしたり、子どもに影響を広げたりしないために、メンタルケアは急務と言えるでしょう。アンケートで寄せられた、ママやパパの「心の叫び」の一部を紹介します(アンケート概要は最終ページ)。