夕方、子どものお迎えに行くために、仕事をなんとか終わらせて、付きまとう焦りや葛藤を振り払い、今日も走っているのは、女性だけではありません。職場や社会で育児中の男性の前にいまだ壁が立ちはだかるなかで、保育園パパたちは、タイムマネジメントやタスク管理にどのように取り組み、周囲の理解を得るためにどんな工夫をしているのでしょうか。お迎え後の家事やママとの連携は?パパたちの本音は? 詳しく紹介します。

保育園パパたちの働き方改革DAYS

 今回登場するのは、国内大手の資産運用会社に勤務する管理職パパ(マネジャー職) です。ほとんど残業をせずに、チームのパフォーマンスを最大化し、プロジェクトを成功に導いてきました。こうしたチームマネジメントの秘訣や、自身の働き方の工夫、夫婦間で大切にしていることなどについて聞きました。

井上誠也さん(38歳)
大手資産運用会社勤務
長女4歳・次女1歳3カ月
保育園送りは週3~5回・迎えは週1~2回
月残業時間:5時間程度
部下の人数 18人(派遣社員5人含む)

「このまま下の子が生まれるのは不安」妻の言葉が自分を変えた

 現在はほぼ残業ゼロを実現できていますが、ここに至るまでには失敗もありました。妻が次女を妊娠中のことです。当時は夫婦そろってフルタイム勤務だったのですが、私は仕事が忙しく帰宅するのは連日22時ごろでした。当然、育児負担は妻に偏り、不満がたまっていた妻から、ある日「このまま下の子が生まれるのは不安なんだけど」と言われて、ハッとしたんです

 結局のところ妻への甘えがあったことに気づくと同時に「このままでは家庭が守れない」と本気で自分が変わる必要性を認識しました。実は会社からマネジャーへの昇進を打診されていたのですが、それを断り1時間の時短勤務を取得することにしました。

 昇進を断り時短勤務にしたことに、内心怖さはありました。会社は権利なので時短勤務に反対はしないけれど、後押しも協力もしないという姿勢。むしろ「一大プロジェクトの最中に頭が痛いな」といった反応もあったなか、昇進まで断って自分は本当に大丈夫なのだろうかと。でも、決断できたのは、「人生のベースは家族」という自分の中でのブレない価値観があったためです。会社はフレックス制度を導入していたため、本当は時短を取得しなくても早く帰ることは可能でしたが、時短にしたのには、残業をブロックするという目的がありました。

次ページから読める内容

  • 時短勤務で得たのは夫婦の会話
  • 時間単位の効率性を徹底
  • チーム力最大化の要はアサイン作業
  • エクセルでメンバーのタスクを見える化
  • 家庭内も仕組み化でストレスと雑事を解消
  • プロジェクトを陰ながら支えたパパ力

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