育児のモチベーション、妻への目線

 続いて、育児を頑張るモチベーションについても聞いてみました。結果は以下の通りです。

育児に関わってよかったと思うことのランキング、1位~5位

 「育児に関わってよかったこと」(複数回答)への回答では、「子どもがなついてくれること」が大多数。子どもの笑顔が頑張りの最大の源になっているのは、パパもママも同じですね。また、「妻から感謝されること」が2番目に多く、先の質問「育児に関わる理由は?」の回答でも「妻が働くことを尊重したいから」が2番目に多いなど、パパたちが妻との関係を大切にしている姿も見えました。

【日ごろ妻との関係で心がけていること】

・食事の準備などをしてもらったときに、当然だと思わず、「ありがとう」「いただきます」と伝える(37歳/食品、医薬、化粧品/研究・開発/年少のパパ)
よく話すこと。話す時間を意図的に作ること(35歳/電気・電子機器/企画・調査・マーケティング/年少・年長のパパ)
・会話が減らないように朝、駅まで送る。休日は時間を見ながらランチや間食に誘う。買い物はできるだけ付き合う(43歳/卸売・小売業・商業/役員/年少と小5と中1以上のパパ)
・記念日などのイベントを大切にしている(40歳/情報処理/2歳と年中のパパ)
・自分の不満を妻にぶつけないようにすること(36歳/電気、電子機器/総務・人事/1歳のパパ)
・休日はできる限り、妻を休ませる(46歳/介護・福祉/役員/2歳のパパ)
メールやメッセージなどの応答は一呼吸おいてから送信。感情をぶつけられているときにそのまま返信すると単なる撃ち合いになってしまうので、納得いかなくても、表現上のみでいいので気持ちを受け止めた文章にする(43歳/情報処理/小1のパパ)
・あまり細かいことは言わない。妻の仕事の融通はできる限り調整する(47歳/卸売・小売業・商業/配送・物流/年少と小1のパパ)

 特集の2回目以降は、3人のパパたちを取材し、悩みや葛藤などと闘うリアルな姿と、自分なりに実践している「働き方改革」の具体策をお伝えしていきます。