子どもは本当にやる気があるのか?
習い事選びにおいて迷うのが、「一体どの習い事がわが子に向いているのか?」ということではないでしょうか。子どもが自分から「やりたい」と言い出してくれればいいですが、そうでない場合、子どもが前向きに取り組めるかどうかを見極めるのは難しいもの。たとえ自分から「やりたい」と言い出した習い事でも、いざ始めると途中でやる気を失ってしまうケースもあり、戸惑った経験を持つ人もいるでしょう。
また、子どもの主体性を尊重せねばと思いつつ、現実的には親がリードする形で習い事を選んだり、子ども自身が「友達がしているから」などの理由で習い事を希望したりするケースもあるものです。こんな動機で始めて、果たして続くのか……と迷った経験はないでしょうか。
今回の記事では、以下の6つの「モヤモヤ」についてのアドバイスを、発達心理学が専門で目白大学教授の小野寺敦子さんに聞きました。男の子と女の子を育てた経験のある小野寺さん、実は子どもの習い事でいくつかの「失敗」もしてきたと言います。一体どういうことでしょう? 次のページから見ていきます。
習い事の「6つのモヤモヤ」どう解消?
2、どんな教室や先生を選べばいいか分からない
3、親の希望でやらせた習い事。子の意欲が芽生える瞬間は来る?
4、「友達がやっているから自分もやりたい」はあり?
5、習い事を長く続けたい。どうすれば?
6、子どもの「やめたい」をどこまで尊重すべき?