限られた時間の中で通うなら、どんな習い事がいい? 費用や送迎は? それともオンライン…? 習い事って迷いますよね。習い始めた後も、「子どもが前向きに取り組まない」「向いていないのか?」などなど、悩みは尽きません。そこで編集部では、そんな習い事の「モヤモヤ」を解決すべく、共働きの親355人に緊急アンケートを実施! 発達心理学の専門家にも取材し、水泳やピアノといった「定番」習い事から、プログラミングなどの「STEM系習い事」まで、子どもが主体的に楽しく取り組むためのノウハウを紹介します。

子どもにさまざまな経験をさせたい

 子どもが習い事に前向きに取り組まない。上達の兆しが見られず、もうやめたほうがいいのか迷っている――。習い事を始めると、そんな壁に直面することもあります。せっかく習っているのだから、どうせなら意欲的に取り組ませてあげたいところ。そのために、親は何ができるのでしょうか。

 今回は、同日公開記事「親の得意不得意で子の可能性狭めない ネットも味方に」にも登場している、6歳(小1)の女の子を育てる医師ママのNさん(43歳)の例を紹介します。「子どもには小さいうちから生涯のライフワークとして楽しめるような経験をたくさんしてほしいと考えている」と話すNさん。子どもは近所に教室があるという理由から、書道、ピアノ、バイオリンを習っていますが、子どもの意欲を引き出すために、Nさんはこれらに積極的に関わっているそう。工夫満載のNさんの関わり方を、次のページから具体的に紹介します。

 記事の後半では、発達心理学の専門家である目白大学教授の小野寺敦子さんに、子どもの好奇心を伸ばし、意欲を引き出すための親の関わり方のポイントについて解説してもらいます。

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