- (1)子をキャパオーバーから守る 中受親が戒めたいこと
- (2)BCG管理職ママ 子育てでも中期ビジョンを策定 ←今回はココ
- (3)共働き子育て 成果得るには「8割の無駄」が不可欠
- (4)子の将来に大差 子育て投資は「複利効果」で考える
- (5)「自ら学ぶ」「幸福度高い」子を育てるビジネス法則
育児との両立のため、大切にしているのは3つのフレームワーク
ビジネスに精通する識者たちに、共働き家庭に役立つ法則やフレームワークをピックアップし、その意味や活用法を解説してもらう本特集。今回ご登場いただくのは、外資系コンサルティングファーム、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)でプリンシパル(シニアマネジャー)として活躍する熊倉かれんさんです。
まだ手のかかる7歳児(小1)と5歳児のママですが、育児と両立しながら製薬会社や医療機器関連企業のM&A(企業の合併と買収)やグローバル進出の戦略立案といった大型案件をいくつも担当。2度の育休からの復帰後は、スピーディーに昇格しています。
子育てをしながら仕事でも実績を残すことができている理由は、仕事で駆使しているマネジメント手法を私生活にも生かすことで、家事や育児を戦略的に回しているからだそう。その中でも熊倉さんが特に大切にしている3つのフレームワークについて聞きました。
● 「中期的なビジョン策定」で10年先をイメージ、逆算して塾や習い事も取捨選択
● チームビルティングの視点でシッター&家族の「関わりやすさ」を工夫 安心して仕事と子育てを両立できる基盤を構築
● ひたすらPDCAを回して働き方を調整、「自分なりの最適解」に到達