湘南の海のそばに暮らす、料理家の飛田和緒さん。海辺で過ごすおいしい毎日を、旬の素材のレシピとともにご紹介します。(撮影=安部まゆみ)

今月の旬
【梅干し】
 この時期、スーパーに並ぶ青梅を見かけると、知らず知らずのうちに気持ちがうずうずしてしまいませんか?1年のうちでこの時期だけの「梅仕事」は、季節を楽しむ保存食づくり。ぜひ、子どもと一緒に楽しんでみたいですね。
 夏の暑さに疲れた体にやさしい、梅干し料理。飛田さんおすすめの簡単レシピ3品をご紹介します。

※1カップ=200ml、大さじ1=15 mlです

<梅つゆ>

そうめんなどのつゆに使ったり、茹でた野菜を合わせておひたしにしたり。
アレンジ次第でいろいろな料理に使えます。

材料(作りやすい量)

  • 梅干しのタネ……3個ほど
  • だし……3カップ
  • 薄口しょうゆ……適量
  • 塩……適量
  • みりん……各適量

作り方

  • だしに梅干しのタネを入れて火にかけ、タネから味が出るよう煮出す。
  • 味をみて、しょうゆ、塩、みりんで調える。

<ひじきの梅マリネ>

このまま食べてもよし、スパゲティや細めのうどんと和えてもよし。
梅干しの酸味がほどよいアクセントになっておいしい味に。

材料(3人分)

  • ひじき(戻したもの)……200g
  • 玉ねぎ……1/4個
  • 緑の野菜(かいわれ大根、わけぎ、春菊の葉など、あるものでOK)……少し
  • ツナ缶……小1缶
  • 梅干し……2個
  • オリーブオイル……大さじ1~2

作り方

  • 1. ひじきは水で戻してさっと熱湯に通し、よく汚れを落として水気を切る。
  • 玉ねぎは薄切りにし、かいわれ大根は食べやすい長さに切る。ツナ缶は缶汁ごと使う。
  • 梅干しの果肉をたたいておく。
  • ボウルに梅肉とオリーブオイルを合わせてよく混ぜてから、1、2を加えてさらに和える。1時間ほど冷蔵庫に入れて味をなじませる。

<梅ごはん>

ほんのりと梅の風味があるだけで、ぐっと食欲がそそられます。
傷みが心配な夏のお弁当のごはんにもぴったりですよ。

材料(2合分)

  • 米……2合
  • 梅干し……大1個

作り方

  • 米を研ぎ、浸水しておく。
  • 梅干しを上にのせ、普段通りに炊く。
  • 炊きあがったら、梅干しをほぐすようにして軽く全体を混ぜてできあがり。
Mini colum 飛田さんのいとしき台所道具

やっとこ鍋

取っ手がなく、重ねて収納できるやっとこ鍋。取っ手の木の部分をよく焦がして焼き切ってしまう私には、こんなふうに取っ手がない鍋のほうが合っているようです。写真はアルミの打ち出し鍋で、京都にある鍛金師・寺地茂さんの工房を兼ねたお店、WESTSIDE33で手に入れたもの。娘が生まれる前、大好きな京都に毎月のように通っていた時期があって、そのころ手に入れたものです。サイズは5種類。メインの鍋としても、ちょっとしたものをあたためるときも重宝しています。

鍛金工房 WESTSIDE33 ☎075-561-5294

レシピ・イラスト=飛田和緒(ひだ・かずを)さん
料理家。神奈川県湘南にある家で夫とひとり娘・花之子ちゃん、猫のクロと暮らす。四季折々の旬を味わう家庭料理を提案。ecomomでは2014年春号から連載をスタート。