大人気絵本作家のヨシタケシンスケさん。現在の独特な創作スタイルは「できないことを引き算していった結果」生まれたものだと言います。子どもの得意分野がなかなか見つからなくても、「嫌い・苦手なこと」から意外な強みや個性が見つかる、とヨシタケさんはアドバイスします。

才能の伸ばし方には2種類ある

 「子どもの才能をどうやって伸ばしていったらいいですか」。

 よく聞かれる質問です。うちの息子2人は中学生と小学生で、まだ将来何になるかも分からないし、それぞれに楽しめることを見つけてくれたらいいなという思いです。

 自分が何に向いているのか、何を志向しているのか。その答えは向こうからテクテクやってきてくれるわけではないから、見極めるためのきっかけを応援することは必要ですよね。

 思うに、方法は二つあって、一つは好きなことや楽しめることを見つけるという方法。子どもが時間を忘れて夢中になっていることがあれば、「お、なんだか楽しそうじゃん」と声をかけるだけでもいい。子ども自身が「盛り上がっているオレ・アタシ」に気づく応援をしてあげるのが、押し付けにならない程度のアシストになるんじゃないかと思います。

 もう一つの方法は、正反対のアプローチになるのですが、「嫌いなこと」や「やりたくないこと」を明らかにする応援です。

次ページから読める内容

  • 苦手があるからこそ、際立つ強みを発見できる
  • 人よりできないからこそ、できることには責任を持ちたい
  • 焦りながらもゆったりと構えたい

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