家事・育児を最適化し、SNSという自分にあった発信ツールを見つけたことで、主夫生活のバランスをとっている河内瞬さん。インタビュー最終回は、妻や二人の娘たちとの関わり方、夫婦円満の秘訣や育児方針などについて聞きました。

どっちも大変! 家事・育児を仕事にたとえてみたら
(1)家事・育児の大変さにはアドバイスよりねぎらいを
(2)やり方工夫し、家事は完璧でなくていいという境地に
(3)思ったことはその場で言うほうが夫婦仲は良好になる ←今回はココ

お互いに不安を持たないようにできる限り会話する

 「夫婦仲を良好に保つ秘訣は、いかに普段から会話をしているか」だと話す河内さん。「その理由は、人間はよく会話する人のために動こうとするからです。

 仕事でもプライベートでも、よく話をしたり、話を聞いてくれたりする人には、親近感を持ちますよね。困っていたら、助けようと思うはずですし、そういうやり取りを重ねていくことで良い関係が築けるものです。

 うちでは、妻も俺も思ったことは、できるだけその場で言います。そうすると相手に対する不満もたまることがないので、冷静に話し合うことができるんです。それに、分からないことや知らないことには不安を感じます。だから、お互いにそういう気持ちを持たないようにするためにも、できるだけ会話をするようにしています」

 社会人になってまだ日が浅い時期に結婚した河内さん。まだ仕事に慣れていなかったため、家に帰っても疲れて話したくないこともあったと言います。しかし、ある時、頭の中の仕事のスイッチをオフにすると、その日の仕事の疲れを消し去ることができると気づき、それを実行するようにしたところ、妻が家事や育児で大変そうにしているのが目に入るようになりました。

 「それからは、妻の話を聞くために帰宅しているようなところがありました。自分が会社に行っている間の子どものことを聞いたりしているうちに、だんだん仕事よりそのほうが大事になって、話を聞くことで、自分の仕事のストレスも消えるようになりました」

 河内さんが主夫になったばかりの頃は、逆のことが起こりました。就職したばかりの妻に余裕がなく、夫婦の会話が激減したのです。河内さんは子どもとしか会話がなく、孤独を感じるようになっていきます。それが解消されたのは、妻が仕事に慣れてきて、再び、家事・育児に参加する時間が増えた頃。おのずと夫婦の会話も増えたからだと言います。

 夫婦でどんなことを話しているのでしょうか。「外にいる時間が長い妻が『家や子どものことが分からない』という状況にならないように、平日はその日子どもたちと話したことを話します。妻からは仕事中にあった面白い出来事や休憩中に見たSNSの記事、気になっている映画の話などを聞きます」

 休日も主に子どものことを話しています。「家族がそろった食事の時間には、全員での会話も楽しんでいます。子どもの話をしているうちに、夫婦どちらかの話になって、そうすると子どもが『私のことを話して』と怒るので、また子どもの話に戻るという感じです

 夫婦で『そろそろ子どもが○○するころかな』というような、少し先のことも話します。わが家は子どもが二人とも女の子で、これから思春期に入ると男親では気づけない部分もあるかもしれないので、妻に詳しく聞いています」

画像はイメージです
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次ページから読める内容

  • 子どもが成長しても育児がラクになったわけではない
  • 子どものやりたいことには口を出さずにサポート
  • 「こうあるべき」という固定概念を夫婦で取っ払おう

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