家事・育児を会社の仕事にたとえたマンガやエッセーがSNSで大人気の主夫河内瞬さん。妻と入れ替わる形でサラリーマンから主夫になった経緯や家事・育児の工夫、子どもへの思いなどを連載で紹介します。第1回は「家事・育児を完璧にやらねば」という意識にとらわれ、精神的にキツかった体験について。河内さんが救われた妻からの言葉は、仕事の場面に置き換えても「あるある!」と納得できるものだったそうです。ぜひ、夫婦関係でも仕事でも参考に!

どっちも大変! 家事・育児を仕事にたとえてみたら
(1)家事・育児の大変さにはアドバイスよりねぎらいを ←今回はココ
(2)やり方工夫し、家事は完璧でなくていいという境地に
(3)思ったことはその場で言うほうが夫婦仲は良好になる

転職を考えた時期に妻が就職して主夫に

 河内さんは4年前に勤めていた会社を退職して主夫になりました。実は会社員だった頃から、家事・育児を積極的に担っていたといいます。

 「新卒で会社に入った頃は、自分のことで手いっぱいでした。早々に結婚したものの、専業主婦の妻の手伝いをする心の余裕はなく、仕事と家事・育児の割合は10:0でした。でも、仕事に慣れてくると、妻が大変そうにしているのに気づき、家に帰ると子どもが笑顔で駆け寄ってきてくれたこともきっかけになって、自分が変わらなければと思いました。それで、徐々に9:1、8:2、5:5と、家事・育児の割合を増やしていったんです。最終的に退職する頃には、仕事2:家事・育児8になっていました」。そのために、会社員としてはつらい思いをしたこともあるのだそう。

 「今は働き方改革が叫ばれて、男性が家事・育児をするのは当たり前になってきていますが、俺が働いていた4~5年前はまだ違いました。これは無駄なのではと思うことが多い社風で、明らかに右を向かなくてはいけないときに、上司が『左を向け』と言ったら、皆が左を向くという職場でした。俺はそういうときも、右を向いていたほう。しかも、さっさと仕事を終わらせて定時で帰っていたんです。仕事で成果を出していたので、文句こそ言われなかったものの、周りからは孤立していました。でも、俺にとっては家族が大事でしたから、『会社に居場所がなくてもいいや』と思っていました

次ページから読める内容

  • 主夫生活は収入への不安を抱えながらのスタート
  • 気持ちをほぐすのは「ねぎらいの言葉」
  • 以前に比べて男性の家事・育児参加を実感

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