日経DUALの書籍『「頭がいい子」が育つ家庭の8つの習慣』では、生物学者の福岡伸一さん、脳科学者の茂木健一郎さんをはじめ、9人の著名人たちが、未来を生き抜く力を育てるために大切な親の関わり方を紹介しています。働きながら子育てをする日経xwomanアンバサダーの3人に、書籍を読んで感じたことや、子育てで実践していることについて聞きました。前・中・後の3回に分けてお届けします。
(前)「0歳から保育園に通わせるのに大賛成」に励まされた
(中)イヤイヤ期、小学生の宿題、親の向き合い方は?
(後)「頭がいい」ってどういうこと?学力より大切な力とは←今回はココ
丹後佳代さん
愛媛・今治でタオルを製造販売する「丹後」の取締役。小学校教師、保険代理店業、不動産事務などを経験。小1と小4のママ。
さかいちづるさん
国内損害保険会社勤務中に、産育休や転勤を経て、退職。現在はファイナンシャルプランナーとして活動中。年長と小3のママ。
北川さゆ美さん
大手メーカー勤務。グローバル企画や海外プロジェクト、役員秘書などを経験。インスタグラマーとしても活動中。2歳のママ。
地頭が良ければ、人生で選択肢を増やしていける
日経DUAL編集部(以下、――) みなさんにとって、「頭がいい子」とは、一体どんな子なのでしょうか。
さかいちづるさん(以下、敬称略) 本の中にも出てきましたが、「成績がいい」「いい大学に入る」というような学力面だけではなく、「自分で考えて生き抜く力」が重要だと思いました。子育ての目指すゴールは、子どもが自立して、人生をしっかり一人で歩んでいくことですよね。そのために親が何をするかというと、いわゆる地頭の良さを高めてあげたいと思います。地頭が良ければ、この先の人生で選択肢を増やしていけると思うんです。
丹後佳代さん(以下、敬称略) 私はこの本を読んで、自分自身のことも振り返ってみたのですが、「何になるか」よりも「どう生きるか」を大切にしながら、幅広い「頭の良さ」をわが子に身に付けていってほしいと思いました。
子どもともよく話すのですが、自分が「社会の一員」であると認識することが大事だと思うんです。子どもは地方で育っていますが、自分の子がいつか都会で育った子と一緒に過ごす日がきたときに、「自分は子どもの頃、田舎でこうやって育った」と話し合える、さまざまな人と出会うことが楽しみになる、そんな広い視野があるような頭の良さをわが子に持ってほしいと思います(囲みの下のリンクをクリックして続きへ)。
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