京都大学卒で、バイオリニスト&タレントとして活躍する松尾依里佳さん。2歳の女の子のお母さんでもあります。そんな松尾さんは、どんな子ども時代を過ごしていたのでしょうか。また、どのような子育てをしているのでしょうか。自分の育った過程、今の子育て、これからの子育てについて3回の連載で紹介します。

幼稚園の頃に始めたバイオリンと公文式

 はじめまして。松尾依里佳です。私は今、2歳の娘を育てていますが、自分の子育てを通して、「私はこのころ、こうやって親に育ててもらったんだなあ」と、「自分が生まれ育った過程」に思いを馳せることがあります。子育ては、自分の来た道の振り返りでもありますね

 私は4歳のときに幼稚園に通い始めたのですが、のんびりと育ったためか、周りの友達とどう関わっていいのか分からず、いじめられてしまいました。それを見た母は「無理をして幼稚園に行く必要はない」とやめさせてしまったのです。だから、私の履歴書では「幼稚園中退」です。

 ちょうど幼稚園の頃にバイオリンと公文を始めていたので、幼稚園に行かなくなった代わりにこの2つを頑張っていました。私は決して要領がいいほうではなくて、自分のペースでコツコツやるのが好きなタイプ。公文の勉強法は私には合っていたのだと思います。できたら◎がついて、母がほめてくれるのがうれしかった。気が付くと、小学校に入学する前に国語は高校生レベルのものを、算数は方程式を解いていました。だからといって、小学校に入学しても、学校の勉強が退屈とは思いませんでした。

5歳の頃に公文式のイベント(「優秀児の集い」)で問題を解いているところ(写真提供/松尾さん)
5歳の頃に公文式のイベント(「優秀児の集い」)で問題を解いているところ(写真提供/松尾さん)

次ページから読める内容

  • わが子にとっていいと思ったものは迷わず勧める母
  • 自分では「何も残っていない」と感じていても
  • バイオリンで身につけた集中力は大学受験にも生きた

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