2019年11月30日の「WOMAN EXPO TOKYO2019」(東京ミッドタウン・六本木)にて、日経DUAL主催の企業向けセミナーを開催しました。東レ経営研究所のダイバーシティ&ワークライフバランス推進部 チーフコンサルタントの塚越学さんが登壇。「共働き子育てしやすい企業に学ぶ勘所」と題して、旧来的な日本的経営がなくならない背景や、先進的企業の取り組み事例などを紹介しました。少人数制でみっちりと濃厚な150分のセミナー&ワークショップの一部を紹介します!

イクメンは増えるも、育児をさせない職場環境がある

講師の東レ経営研究所のダイバーシティ&ワークライフバランス推進部 チーフコンサルタントの塚越学さん
講師の東レ経営研究所のダイバーシティ&ワークライフバランス推進部 チーフコンサルタントの塚越学さん

 日経DUAL編集部による「共働き子育てしやすい企業2019」の解説で幕を開けた本セミナー。第一部、第二部は、内閣府男女共同参画推進連携会議構成員であり、日経DUALの「共働き子育てしやすい企業ランキング」で審査員を務める、東レ経営研究所の塚越学さんが登壇しました。

 NPO法人ファザーリングジャパンで、10年以上にわたり父親学級やパパスクールなどを行ってきた塚越さんは、最近の父親たちの傾向について「以前に比べて育児に積極的な姿勢は見られるようになったものの、より育児をしていきたい気持ちがあっても、『職場の理解』『上司の理解』が障壁となって実現できていない現実がある」と指摘。

 「片働き」「子育てしにくい」、いわゆる「ザ・日本的経営」がなくならない原因は、以下の3つだと話します。

【「ザ・日本的経営」がなくならない原因】

(1)職場の性別による役割分業・・・業務配分・人員配置の性別的偏りなど
(2)労働制度の構築の前提・・・年功序列や終身雇用、一方的な転勤など
(3)コンシャスバイアス・・・偏見的差別、統計的差別による人事評価など

 「共働き子育てしやすい企業」の実現は、「ザ・日本的経営」への挑戦でもあります。中でも、企業側が強く意識していかなければいけないのが「コンシャスバイアス(意識的なバイアス)」だと言います。

次ページから読める内容

  • 合理的に判断した結果、陥りやすい「統計的差別」
  • 先進的な企業の取り組みを紹介
  • 企業にとって必要なのはママもパパも同じ

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