副編集長 短所ではなくて長所ですよね……とても難しいですが、お題をいただいて一生懸命考えてきました。あえて言うなら「着痩せして見られる」「もしかして腕が長めかもしれない」「ちょっと顔が小さめかもしれない」でしょうか。

輪湖 ありがとうございます。今度は、私から見た長所を述べますね。おっしゃる通り、首が長くて小顔で、手足も長い。全体のバランスがいいですよね。顔のパーツもキュッと中心に集まっていて、顔立ちも華やかです。では次に、ご自身がなりたいイメージのキーワードを教えてください。

副編集長 「シンプルで上質なものが似合う人になりたい」「気品のある人になりたい」「おだやかな表情をたたえているおばあちゃんになりたい」でしょうか。

輪湖 おばあちゃん? それはまだだいぶ先だと思いますが(笑)。今日はネイビーのワンピースとカーディガンというコーディネートですがポイントは?

副編集長 お恥ずかしいことにポイントというポイントはないです(笑)。仕事の日に着る服を5~6パターン決めてしまっていて、これはそのうちの1つ。1週間に1度はこれを着ている感じです。服の数が多いと管理しきれないし、子育て中なので服を買いに行く時間もなかなか取れない、という現実的な事情もあります。でもいつも「何か足りない」「これでいいのかな?」という気持ちがあります。

簡単に「上質感」を出せる方法とは

輪湖 分かりました。では、例えば「上質感を出したい」というキーワード。これを実現するには簡単な方法があります。ずばり、顔の周りに上質なものを持ってくる。つまり、いい素材を顔の近くに身に着けること、です。人と人とが話をするときはやはり顔を見ますよね。

 例えば、ブラウスや貴金属のアクセサリー、光沢のある素材のスカーフなどもいいですね(輪湖さんが副編集長に大判のストールを巻いてみせる)。どうでしょうか、皆さん。ストールを巻くだけでも、だいぶ雰囲気が変わりましたよね。このストール自体は、ネイビーと白の2色しか使っていないのですが、素材のつややかさで自然に顔回りがキラッと華やかに見えます。

 それでは蓬莱さんが「プチ変身」のためにいったん退出している間に、会場の皆さんもまずはご自身が考える「自分の見た目の長所を3つ」書き出してください。それから、隣の人とペアになって、1分間ずつ自己紹介してください。そして紙を交換して、今の自己紹介で感じた、ペアの方の見た目の長所を書き込み、紙を返してあげましょう。

(会場、ワークをする。輪湖さん、着替えを手伝うためにいったん退出して、再び会場に戻る)

輪湖 はい、ワーク終了です。どうでしょう、皆さん。ご自身が思っている自分の長所やイメージは他の人から見ると違うこともあります。「私ってそういう風に見えるんだ!」という新たな発見があった方もいるかと思います。自分のいいところって意外と自分には見えていないことが多いのです。ぜひ、ご自身の新しい魅力発見のヒントにしてください。