自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのためのイベント「WOMAN EXPO TOKYO」。「2020 Winter」は昨年11月、初のオンラインで開催しました。「自分の価値は自分で決める!」と題して、国際政治学者の三浦瑠麗さんが登壇しました。日本の女性は、労働条件が悪くても「やりがい」があれば仕事を受けてしまい、セルフディスカウントしてしまう傾向があると三浦さん。なぜ、女性たちは自ら自分の価値を下げてしまうのか? その原因を分析してもらうとともに、女性たちが自分の軸を持ち、幸せなキャリアを築いていくためにどうすればいいかといった視点で語ってもらいました。3回に分けてお届けします。最終回の今回は、三浦さんがどのように今のキャリアを築くに至ったのか、自身の道のりを振り返りつつ、仕事も子育てもどちらも大切にする幸せなキャリアの築き方について語ってもらいました。

【「WOMAN EXPO TOKYO 2020 Winter」セミナー再録】
(1)女性が報われない4つの原因を分析
(2)なぜ女性は生きづらさを抱えてしまうのか
(3)紆余曲折から生まれた、幸せなキャリア築き方 ←今回はココ

人生にいくつかのターニングポイントがあった

 私自身がこの40年間、どういう風に生きてきたのか。皆さんへのヒントになることがあればと思い、お話しさせていただければと思います。

 私の人生においては、いくつかのターニングポイントがありました。

 その一つが、結婚です。22歳で結婚しているのですが、当時は「本当に、今結婚していいのか?」と悩みましたね。ただ一方で、「失敗したらやり直せばいいかな」という気持ちもあったので、わりと早々に大きな決断をしてしまいました。

 結婚すると、今度は夫の働き方や生活スタイルにもある程度、合わせなければなりません。例えば、転勤。夫の転勤について行こうと心を決めた時は、やはりどこかで「自分の人生はこれからも何かある度に制約を受けるだろうな」と感じました。

22歳で結婚。「『失敗したらやり直せばいいかな』という気持ちもあったので、わりと早々に大きな決断をしました」と話す、三浦瑠麗さん
22歳で結婚。「『失敗したらやり直せばいいかな』という気持ちもあったので、わりと早々に大きな決断をしました」と話す、三浦瑠麗さん

 でも、私が夫に合わせるだけでは不公平になる。夫に合わせた分だけ、夫にも私に合わせてもらう、というように代わる代わる譲歩しながら進めていくほうが、いい関係性でいられるかもしれない。それぞれの人生の変化や転換期に応じて、交代で相手に合わせていこう、と二人の間で取り決めをしました

 2つ目のターニングポイントは、就職活動をせずに大学を留年することに決めた時です。そのことについては親との間で多少議論になりましたが、学費を全部自分で払うことや、結婚を機に親元を離れて自立すると宣言したことが、ある種、もめごとの最大の解決策になりました。

 客観的に見れば、私は単なる失敗者です。「なぜ就活をしないのか?」「なぜ、大学を4年で卒業できなかったのか?」と言われればその通りなのですが、そうした周りからの声に同意してしまったら、もしかすると不本意な就職をしなければいけなかったかもしれません。そこで周りからの声に惑わされずに自分の意志を貫くことができたのは、経済的に自立することを決めたからでもあります。やはり経済的な自立というのは、自分の生きたいように生きるためにもとても大事だということが、この時に私の中で教訓となりました

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  • 女であることを伏せるほうが高く評価される現実が
  • 人生設計はせず、その時々の状況に合わせて生きてきた
  • これからは「ジェンダーの改革」を

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