こんにちは、理科教育家の辻義夫です。
今回は「入試直前 楽しみながら点数アップ!シリーズ」というテーマ通り、入試の得点に直結しそうな暗記分野に関してお伝えします。
学習したはずなのに覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返しているお子さんも多いと思いますので、入試までに覚えておくと得するかも、という事柄に絞って取り上げてみます。
カブトムシの「胸」はどこからどこまで?
カブトムシは子どもたちに大人気の昆虫です。
カブトムシが昆虫であることは学校の教科書にも載っています。昆虫には胸に6本の足と4枚の羽があります(2枚のものや羽がない昆虫もいますが)。
では、カブトムシの「胸」はどこからどこまでしょうか?

上のイラストのように考えてしまうお子さんもいるのですが、それでは「昆虫には胸に6本の足と4枚の羽がある」ことを考えても変ですね。Bが胸でCが腹だと、腹の部分からも足が生えているように見えます。
正しいカブトムシの胸を知るには、この昆虫を「裏返す」必要があります。

足のついている位置から考えて、思ったより胸の部分が大きいことが分かります。
実は昆虫の胸は「前胸・中胸・後胸」に分かれていて、それぞれに2本ずつ足がついているんですね。
このことを踏まえて、次の問題を考えてみてください。
【早稲田中2017年理科】
カブトムシを裏側から観察したときの、「胸(斜線)の部分」「足の位置」を正しく示した図としてもっともふさわしいものを選び、記号で答えなさい。

次ページから読める内容
- 基本知識を持っていれば解ける
- 子どもが植物の暗記が苦手になる理由は
- 知識をつなぎ合わせるために整理をする
- 一問一答的な暗記は覚えにくく忘れやすい
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