単に「テストでいい点が取れる」というのではなく、好きなことを自分で見つけて学べる子に育つには? わが子の可能性を伸ばすためのノウハウをまとめた日経DUALの書籍『「頭がいい子」が育つ家庭の8つの習慣』が好評発売中です。発達心理学・保育学の専門家で、「おかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」「こどもちゃれんじ」などの監修も手掛けたお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子さんが、忙しい共働きの親が家庭でできる関わり方を教えてくれています。

この連載では、子育ての「こんなとき、どうすればいい?」という問いに、内田さんが6回シリーズで答えます。

読み聞かせをしても落ち着いて聞いてくれない

 子どもに「たくさんの本を読んでほしい」「本を好きになってほしい」と思う人は多いでしょう。ですが、親の気持ちとは裏腹に、本をなかなか手に取らないわが子に、歯がゆい思いをすることもあるかもしれません。

わが子に、本を好きになってもらうには?画像はイメージ
わが子に、本を好きになってもらうには?画像はイメージ

 日経DUALの新刊『「頭がいい子」が育つ家庭の8つの習慣』の中で、内田さんは「親があれこれ指図したり、『これをやりなさい』と強制したりしないことが大切です」と指摘しています。いったいどうすれば子どもが自分から本を好きになってくれるのでしょうか。今回は2人の読者の、本にまつわるお悩みについてです。まずは「読み聞かせをしても、子どもが落ち着いて聞いてくれない」というお悩みから。

親からのお悩み【1】

 5歳男子の母です。4歳くらいから、絵本に興味を示さなくなりました。本を読んであげても、好きなページ以外は、ママに乗っかって遊んだり、でんぐり返しをしたり、全く集中していません。「家に本がたくさんあると、子どもが本好きに育つ」とも聞きました。私自身は読書好きで、わが家には本がたくさんあるにもかかわらず、今のところ効果がないようです。子どもを本好きにするにはどうしたらいいでしょうか。

 次のページで内田さんに解説してもらいます(囲みの下のリンクをクリックして次ページへ)。

【好評発売中!】
『「頭がいい子」が育つ家庭の8つの習慣』

(日経DUAL編、1540円、日経BP刊)

未来を生き抜く力を育てるために親ができることを、具体的な30の「方針」として紹介。お茶の水女子大学名誉教授の内田伸子さんをはじめ、生物学者の福岡伸一さん、脳科学者の茂木健一郎さんなど、数多くの専門家や著名人に取材しています。ぜひ手に取ってお読みください。目次はこちらから!

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