スキルを武器に働く「プロフェッショナル人材」が注目されています。独立した立場で自分の得意な領域で、やりがいを感じながら働ける「プロ人材」に、魅力を感じる人は多いでしょう。そこで本連載では、読者と同世代のプロ人材たちに、プロ人材になったきっかけや、どのような点に働きがいを感じるか、将来についてどのように考えているかを聞いていきます。第1回は15000人を超えるプロフェッショナルが登録し、その経験や知見を約8000件のプロジェクトに提供している「プロシェアリング」企業、サーキュレーションの代表取締役社長・久保田雅俊さんに、プロ人材になるために必要な能力や、心構えなどについて聞きました。

リモート化が進み、成果の出せる社員とプロ人材が共に働く時代に

 久保田さんは「コロナ禍は働き手と企業の双方に価値観の変化をもたらしました」と話します。

 「緊急事態宣言が発令されてからの出勤自粛で、多くの人がリモートワークに切り替わり、通勤ラッシュから解放されました。通勤時間がなくなったことで、自由な時間を得ました。これをきっかけに、主に子育て世代の人々に潜んでいた『組織に縛られず、自由な働き方をしたいという志向』が顕在化したのではないでしょうか」

 また企業側も、数カ月間にわたって業務の多くをリモートワークに切り替えざるを得なくなり「仕事は職場でするのが当たり前」という考え方が変わり始めました。「2019年4月に働き方改革関連法が施行され、職場の業務改革は始まっていましたが、それが急速に浸透したといえます

 リモートワークでは、管理職が部下の作業を逐一把握し管理するという従来型のマネジメントは通用しません。一方、部下も労働時間ではなく成果で評価されるようになり、手持ちのスキルがあらわになります。

 「企業は今後、成果を出せる社員と外部のプロ人材のチームで、競争力を高めようとするでしょう」と、久保田さんは予測します。いわゆる「重厚長大」な大企業にも、プロジェクトチームや社内ベンチャーに、経験や知見が豊かで専門性の高い社外のプロ人材を迎え入れ、課題解決に取り組む動きが出始めているのだそうです。

 「経営戦略の立案や新規事業の創出、デジタルトランスフォーメーション(DX)化など組織の中核にプロ人材が関わることは、企業にとって不可欠になっていくでしょう」

写真はイメージです
写真はイメージです

次ページから読める内容

  • 外部人材導入に後れを取る日本 ジョブ型への転換が必須
  • 時間がそぎ落とされた今が、プロ化へのチャンス
  • プロ人材は競争から共創へ

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る