出産・育休を経て時短勤務で働きながら、管理職のポジションに就く女性たちが増えています。ただでさえ忙しい日々、本人たちは管理職というキャリアをどのように考え、挑戦しているのでしょうか。短時間で成果を上げるコツ、部下とのコミュニケーション、家庭との両立は? そんな社員をバックアップする企業の取り組みも含めて、最新事情をリポートします。

今回の「時短管理職」
朝日生命の時短管理職第1号の飯田さん
飯田綾子さん(43歳)
お客様サービス部 グループリーダー

1997年に朝日生命入社。お客様サービス部の年金の支払い業務を担当。2009年に第1子、11年に第2子、13年に第3子を出産。それぞれ1年~1年半の産休・育休を経て仕事に復帰、時短勤務を選び仕事と子育てを両立させてきた。15年に時短勤務のままグループリーダーに就任、現在も14人をまとめるグループリーダーとして勤務している。

チームリーダー昇進が子の入学と重なり…

 3人の子を育てながら、朝日生命のお客様サービス部でグループリーダーを務める飯田綾子さん。同社の「時短管理職」第1号だ。

 飯田さんが、グループリーダー就任の打診を受けたのは15年の春。当時、第1子は4月に小学校入学を控え、第3子はまだ1歳だった。

 「はじめはお断りしました。子どもはまだまだ手がかかる年齢だし、時短で管理職を引き受けたら、チームのメンバーのフォローが十分にできないと思ったから。でも、『どうしても』と勧められ、とにかくやれるところまでやってみることにしました」

 最初の頃は本当に大変だった、と飯田さんは振り返る。「私がリーダーになったちょうどその時期に、会社が帳票類を新しくするなど業務の全体的な刷新を行ったんです。そのため、それまでになかったほど仕事が忙しくなってしまいました。さらに、子どもの小学校入学も同時期だったため、学校に慣れない子どもに毎朝泣かれてつらかったです」

 当初の大変さを乗り切り、「時短管理職」として5年のキャリアを持つに至った今も、毎日は分刻みだ。

次ページから読める内容

  • 急な雨では雨具を買う時間すら惜しい
  • 3度の育休の経験が、管理職の今に役立っている
  • 業務量の偏りがないか常にチェック
  • 時短勤務でも適材適所で役職を任せる

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る