こんにちは。食育フードジャーナリストの越川里枝です。この連載では、1歳と6歳の未就学児を育てる私が、イタリアンレストランの経営に携わる中で見つけた、イタリアの食文化と子育て世代に役立ついろいろなノウハウをお伝えしていきます。今回のテーマは「週末を使ってメルカート(市場)に買い物へ繰り出そう!」です。今回もレシピを動画で紹介しています。少し時間に余裕ができる週末に、親子で作っていただけたらうれしいです。

週末の買い出しは市場へ。子どもの苦手食材を克服できるかも!

 多くの共働き家庭が、まとめ買いに繰り出す週末。いつものスーパーではなく、メルカート(イタリア語で市場)を訪れてみると発見がたくさんあるのはご存じですか? 例えば首都圏なら、青山のファーマーズマーケット、勝ちどきでは太陽のマルシェ、たまプラーザではterraceマルシェなど探してみると身近でも楽しめるメルカートがいくつもあります。

 産地直送で生産者の顔が見える野菜や果物が多く、無農薬や減農薬、自然農法などこだわりの品が多いのが特徴です。日本は農薬大国といわれることもあり、生産者の顔が見えない野菜などは残留農薬も心配なので、積極的には買わないようにしているわが家。メルカートで生産者の顔が見え、減農薬や無農薬をうたっている野菜を意識して購入するようにしています。

 私自身、子どもを連れて青山のファーマーズマーケットによく自転車で訪れます。営んでいる私たちのレストランで使う野菜を仕入れている契約農家さんともこのファーマーズマーケットで出会いました。3児のパパでもある今井農園の今井さん。子どもが大好きで、当時2歳の長男を連れていると、ご自身で作っている皮つきの柿を手渡してくれました。恐る恐るひと口かじったその味わいは忘れがたいものらしく、2歳の時の話を、6歳の今でも時々思い出して話してくれるので驚かされます。本人は皮ごと食べられる柿があったことに驚いて記憶に残り忘れられない様子。果物は好きなのに柿が好きでなかった息子が食べたことに私はびっくり。旬を五感で感じ、作り手の想いを肌で感じながら選ぶ野菜や果物は家族にとって、きっと特別なものになるはずです

当時2歳の長男が皮付きの柿を渡されて食べている様子。右にいるのが今井農園の今井さん
当時2歳の長男が皮付きの柿を渡されて食べている様子。右にいるのが今井農園の今井さん

次ページから読める内容

  • 市場なら土や葉がついた野菜にも出会える
  • 野菜たっぷり 時間をかけるほどにおいしいミネストローネ
  • おいしいリンゴが手に入ったら作りたいストゥルーデル

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