こんにちは。食育フードジャーナリストの越川里枝です。この連載では、1歳と6歳の未就学児を育てる私が、イタリアンレストランの経営に携わる中で見つけた、イタリアの食文化と子育て世代に役立ついろいろなノウハウをお伝えしていきます。今回のテーマはよく周りに聞かれる「パパが料理人だと家でも料理してくれるの?」という質問にお答えする形で、「パパが作るわが家の朝食」です。

家族がそろう朝食。作り手はパパです

 わが家はレストランを個人で営んでいるため、シェフであるパパは基本的に夕食時は不在です。だから朝食は家族全員が顔を合わせられる貴重な時間。前日の帰宅がどんなに深夜になろうとも、よほどのことがない限り、わが家ではパパが朝食を作ります。まるで私が鬼嫁のようですが、夫は大の料理好きなので、家でも率先して担当してくれるのです。これには、本当に助かっています。パパが作るイタリアンな朝食だと、子どもがよく食べるので、パパもうれしいようです

 ちなみにイタリア人は、朝食はフルーツとパンとヨーグルトなどをルーティンと決めている人が多いそう。そして通勤途中に、職場や自宅近くの行きつけの「バール」に立ち寄って、エスプレッソやマキアートをクイっと立ち飲みし、その日をスタートするのがイタリア式。

 夫は仕事柄、賄いがほぼ100%イタリアンのせいか、実は朝食が和食であることも多いです。しかし今回は、子どもにも好評なイタリアンの朝食をセレクトしてご紹介しますね。すぐにトライできるようにレシピ動画も掲載します。作ってみていただけたらうれしいです。

Insalata(インサラータ)/ 山盛りサラダでビタミンチャージ

レタスとトマト、キャロットラペのサラダ
レタスとトマト、キャロットラペのサラダ

 わが家は家族全員が、大の野菜好き。ファーマーズマーケットやお店の契約農家さんからおいしい野菜が手に入ったときは、サラダが朝食のメインになることも多々あります。朝から山盛りのサラダをムシャムシャみんなで食べると、なんだかとても元気になります

おいしいレタスが手に入ったときに作るわが家の定番サラダ。長男もこの量をペロリと食べてしまいます
おいしいレタスが手に入ったときに作るわが家の定番サラダ。長男もこの量をペロリと食べてしまいます

 レタスがおいしい春と秋はレタスをメインにしたサラダ、柔らかい葉物が少ない冬は、輸入もので手に入るエンダイブとルーコラ(どちらも葉野菜では?)のサラダや白菜のサラダ、カプレーゼなど、サラダと一くくりにしてもかなりのバリエーションがあります。

 わが家のこだわりは、市販のドレッシングを一切使わないこと。塩とエキストラバージンオリーブオイル(以下、EXオリーブオイル)、ワインビネガーかバルサミコ酢をよく混ぜ合わせた、シンプルな手作りドレッシングを野菜にあえて食べています。他にもEXオリーブオイル、しょうゆ、すりおろしたショウガを組み合わせたドレッシングは和食とよく合い、オススメです。

 冬場によく登場する白菜は、芯に近い部分の白い柔らかい葉を細く切って、塩とEXオリーブオイルとレモン汁、またはワインビネガーでマリネして食べるのがお気に入り。ワンパターンになりがちな白菜も、イタリア風のサラダにしてみると新鮮ですよ。ちなみにEXオリーブオイルは、照明で日焼けすると味が落ちてしまうので、購入する際は濃い色の瓶に入っているオイルがお薦めです。

 最近の朝食に登場したサラダを写真で紹介します。

トマト、ニンジン、レタスのシンプルサラダ。イチゴとバナナのミックスジュースと共に
トマト、ニンジン、レタスのシンプルサラダ。イチゴとバナナのミックスジュースと共に
エンダイブ、ルーコラ、パプリカ、キャロットラペのサラダ
エンダイブ、ルーコラ、パプリカ、キャロットラペのサラダ
トマト、モッツアレラチーズ、バジルで作る定番カプレーゼ
トマト、モッツアレラチーズ、バジルで作る定番カプレーゼ

次ページから読める内容

  • Macedonia(マチェドニア)/彩り鮮やかなフルーツポンチ
  • Patate(パターテ)/ ハーブで香り付けしたジャガイモのソテー
  • Mortadella(モルタデッラ)/パンの最高のお供のハム
  • 動画で解説。Pappa al Pomodoro(パッパ・アル・ポモドーロ)/トスカーナ発祥のパンレシピ

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