ベビーシッター代が年間80万円に

 「出張がある」「じゃあその間、実家帰ろうかな」「週末仕事になったよ」「じゃあばぁばに金曜日の夜から泊まりで来てもらおうかな」。こんな選択ができることは幸せなことである。わが家はこれをシッターにお願いした結果、保育園の保育料とは別に年80万円支払うことになった(病児保育が原因の額でもある)。

 出張・飲み会・休日出勤、夫は悪くないから……と文句を押し殺して許し続けるのもよくない。3年も一方的な許しが続くと愛情がすり減っていく。どうにもならなくても、ちゃんと分かってもらうことが大事と思う。かくして何度かピンチを迎えた夫婦関係も、うちの場合はあっぱれともいえるほどの夫のイクメンぶりによりV字回復する。悪気なく週7予定を入れることは今でもあるけれど(オイ)、家事も育児も本当によくやってくれている。こんなにできた人はなかなかいない。そのコツコツとした「信頼貯金」が、破綻ビッグウェーブの防波堤となり、今日に至っている。

 娘が3歳になった今、3大ワードの破壊力は前ほどはない。今は家事をしていても目を離せる。かわりに女子力がメキメキ向上し、毎朝着ていく服・髪形・靴へのこだわりを発揮し、朝はものすごく面倒くさい。だから出張は嫌なまま(笑)。

 子どもが生まれて早3年。この先の夫婦の形を決定づける3年を乗り越えたことをまずは乾杯したい。これからもお互いに理不尽さを抱え続けるだろうし、忍耐は続く。それでもこの3年を糧にして、この先の試練も乗り越えて行きたいと思う今日このごろです。

3歳のお誕生日ではシンデレラに変身
3歳のお誕生日ではシンデレラに変身
※ パパとママが描くみらい手帳(東京ウィメンズプラザ)/渥美由喜さんによる「女性の愛情曲線」
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/Portals/0/jigyou/wlb/curve.html