ドラマ化もされた漫画『コウノドリ』の主人公のモデル、荻田和秀さんが妊娠・出産について知っておきたい10のことを教えてくれる本連載。第2回は、妊娠初期がなぜ大変なのかについて紹介します。体の変化と、避けておきたいこととは?

妊娠初期の変化:眠気もイライラもホルモンの影響?

 妊娠すると胎児の成長とともに母体のコンディションは身体的にも精神的にもどんどん変わっていきます。どれくらいの妊娠週数(妊娠月数)でどのような変化があるのかといったことを、大まかで構わないので知っておくといいでしょう。

 妊娠初期(妊娠0~13週/妊娠1カ月~4カ月の半ばまで)は特に注意が必要だと言われることが多いのではないでしょうか。実際には妊娠中は初期・中期・後期の別なく注意が必要なのですが、初期は普通の月経周期よりも高いレベルで重要なホルモンが出てくるからという生物学的理由があります。

 例えば胎盤の発達を助ける「卵胞ホルモン(エストロゲン)」や、子宮内膜を厚くし妊娠を継続させる働きをする「黄体ホルモン(プロゲステロン)」がよく知られています。こうしたホルモンの影響は、「昼間でも常に眠い」「食欲不振」「食欲増進」「匂いへの過敏な反応」「めまい、ふらつき」「熱っぽさ」といった症状となって現れることがあります。

 また「気分の浮き沈み」も大きく、不安や心配事を訴える人も多いのですが、これに対して医療従事者が介入できることは少ないのです。大なり小なり理由なく、イライラしたり落ち込みやすくなったりするのが初期症状の妊婦です。

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  • 流産は仕事のせいでもかぜ薬のせいでもない
  • 妊娠初期のうちに変えてほしい「意識」

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