新型コロナが日本のパパたちの生き方を変えつつあります。もともと仕事と家庭を両立していたパパたちの中には、人生をより充実させるべく大きな決断をした人もいます。仕事一筋だったパパたちの中には、コロナをきっかけに自分の人生を見つめ直し、家庭に目を向け始めた人も。本連載では、そんなパパたちを紹介します。
今回登場するのは、人材サービス会社で経営に携わる2児のパパ、村澤典知さん。第2子誕生時には執行役員で育休を取得したこともある村澤さんは、コロナ下でどのような変化があったのでしょうか。
■登場人物:村澤典知さん 39歳
パーソルキャリア
執行役員、経営戦略本部長 兼 MIRAIZ構想本部長
■家族構成:妻 出版関係 フルタイム 42歳
長男(9歳)・次男(1歳)

リモートで気づいた 妻の一番つらい時間帯
村澤さんの会社でリモートワークが本格化したのは3月下旬でした。それまでも会社の制度としては存在しましたが、使用に制限があり、使うきっかけがなかった村澤さん。コロナをきっかけに社会の空気が変わったことで、「リモートに踏み出せるようになった」と言います。
変わったポイント【1】
これまで自分にチャンスがなかったリモートワークに踏み出せた
リモート開始当初から、特に仕事面では問題は感じていませんでした。「業務上は特に問題がなくこなせるので、もっとはやく進められていればよかった」と話します。
家事・育児分担では、村澤さんは平日のほとんどを妻に任せていました。自分の在宅時間が増えることで家事・育児の分担を増やそうと、できることを妻と一緒に洗い出しました。
変わったポイント【2】
家事・育児の自分の分担を妻と洗い出した
次男はまだ夜泣きをするので、朝、妻はつらそうにしていたと言います。これまで朝は夫婦の会話がほとんどなかったため、リモートになるまでは気がつかなかった部分でした。そこで午前中に妻が休める時間をつくるために調整し、朝6時から息子二人の面倒をみながら、朝食の準備、掃除や洗濯をして、8時半に長男を保育園に送るようになりました。基本的に10時までは家族のための時間とするようにしました。
平日はほとんど妻に家事を任せていた生活から、平日朝の家事・育児を主に担当するようになって、妻とはより良好な関係になりました。また、子どもと過ごす時間が増え、コミュニケーションを取る距離が近づいたそう。長男と今まで以上にフランクに話すようになり、父親に甘えてくる機会も増えたように感じていると言います。
次ページから読める内容
- 自分の仕事時間と成果を記録した
- 自分が率先してプライベートを見せる
- 原点は「おやじの背中」
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