フリーアナウンサーの高橋真麻さんは2020年4月に第1子を出産。出産前はわが子の進路をいろいろと思い描いていたそうですが、今では「健康がいちばん」と思うようになったそうです。俳優を父に持ち生きてきたこれまでを振り返りつつ、子どもの将来への思いについて聞きました。

私が何かしでかしたら、父の名前とキャリアに傷がつく

 皆さん、こんにちは。高橋真麻です。

 4月に生まれた娘はますます動きが活発になってきました。動き回ろうとする姿を見ていると、「この子はどこへ進もうとしているのかな」と、ふと遠い未来に思いをはせるときがあります。

 私自身は、「高橋英樹の娘」として育ち、小さい頃から「親が喜ぶ人生、親の名前に恥じない人生」を歩もうと努力してきました。お受験をして私立小学校に通い、英会話や音楽、ゴルフなど11種類の習い事をして、女子大卒業後はフジテレビにアナウンサーとして入社。きっちり敷かれたレールの上を歩んでいくのが幸せだと思っていたのです。

 誤解しないでいただきたいのですが、これは両親が私に強要したことではありません。一人娘の私のしつけにはものすごく厳しかったのですが、ちゃんと愛情を注いで育ててくれました。私自身が両親を尊敬して、大好きという気持ちがあったからこそ、物心ついたときから「いい子でいなくてはいけない」「私が何かしでかしたら、父の名前とキャリアに傷がつく」と思い、つねに親の顔色をうかがって過ごすようになっていたのです。

幼い頃、父と。高橋さんのブログより
幼い頃、父と。高橋さんのブログより

 でも、社会人として働き、30歳を過ぎて自分のキャラクターとアイデンティティーが認められたとき、やっと「高橋英樹の娘」から抜け出せた気がしました。「今ようやく、私は自分自身の人生を歩んでいる」と思うと同時に、「今までの人生は親のための人生だったのかもしれない」という思いが湧き上がってきました。

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  • 娘もイヤな思いをすることがあるかもしれない
  • 飛行機の中で謝るママ。もっと子育てしやすい国になってほしい

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