夫婦共に多忙な毎日。お迎えは週3でシッター利用

 チャレンジングな仕事をしているからこそ、どうしても残業が発生してしまう日々もあるため、日常的に週3回ほどベビーシッターを利用し、保育園にお迎えに行ってもらっています。「お迎えだけでなく、習い事がある日はその送迎もしてもらっています。作っておいた食事を温めて食べさせてもらうので、19時ごろまでお願いしています」(茂木さん)

 シッターを利用するようになったのは、次女が保育園に入るタイミングでした。「実家が遠く、夫婦だけで働きながら2人の育児をすることに不安がありました。そこで、外部の手を活用してみようと思い、派遣型のベビーシッター会社に登録したのです」

 初めは知らない人に鍵を預けたり、子どもを見てもらったりすることに不安があったため、茂木さんが在宅勤務をする日に依頼。シッターの人柄や保育の様子を見て、安心できる人を見極め、できるだけ同じ人に継続してお願いすることで、不安を解消していきました

 「今メインでお願いしている方も子どもたちがとても懐いていて、3年ほど続けて来てもらっています。子どもが成長して保育に手がかからなくなった分、洗濯物畳みなど簡単な家事をしてもらえるのもとても助かっています。病児も見てくれるシッターさんなので、子どもが病気になったときや、夫婦の繁忙期が重なるときには臨時で来てもらうこともあります」(茂木さん)

 アクセンチュアでは内閣府のベビーシッター派遣事業に基づいたベビーシッターの補助制度を導入しています。茂木・池永夫妻は1日2,200円×子ども2名分の割引券を利用し、さらに、自己負担分の半額までは会社が負担しています。「そのため、実質的な負担額は1日1000円強で済んでいます」(茂木さん)。

 コロナ下でほぼ毎日在宅勤務になった今も、夫妻は週3回の依頼を続けています。在宅勤務とはいえ、残業を避けられない日もありますが、特に夫婦にとって今は、子育て真っ最中であると共に、それぞれのキャリアを積み重ねるにも大切な時期です。

 池永さんは「5年前に思い切ってシッターさんに依頼するようになったことで、我々夫婦にとって可能になった仕事やキャリアは多いと思う」とシッターの利用が夫婦のキャリア上、大きな支えになっていることを話します。

地元のお祭りでこどもたちと
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