家事・育児は半々になるように意識。出張があっても平等さは徹底

 茂木・池永夫妻には家事・育児で明確な分担はありません。ただ、「負担が半々にならないと納得がいかない」という茂木さんの考え方から、負担が半分ずつになるようにお互いに意識しています。保育園の送りの頻度は池永さんが多めですが、子どもの習い事やシッターの調整は茂木さんが担当、というようにすみ分けをしているそうです。

 池永さんが出張に行く週は、茂木さんのワンオペが3日ほど続くことになります。そこでも「半々」のポリシーは発動され、「出張の前日や翌日は、家事も育児も100%夫に任せます。私はそこで、疲れた心身を癒やす時間を作ったり、仕事の遅れを取り戻したり」と茂木さん。

 その際、池永さんも担当分をこなすよう務めますが、子どもたちはママの姿が見えればママを求めてしまうのだそう。「きょうは僕の担当だから、ママはいないものと思ってくれ、と思うのですがなかなか難しいですね」と苦笑いします。

子どもが病気の時は効率を考え、夫の実家へ家族で移動

 子どもが病気で何日も保育園を休まなければならないときは、実家を頼ることもあります。子どもが2人とも保育園児のころは、家族全員で池永さんの実家に移動したこともあるそうです。

 「以前は夫の両親が泊まりがけで看病に来てくれたこともありますが、どうしても勝手が違うので、何日もいると両親の方が疲れてしまいます。そこで、私たちが夫の実家に移動するほうが両親の負担が少ないのではと思ったのがきっかけです。私と夫はそこから通勤するので自宅からの通勤より遠くなってしまうのですが、トータルで考えると子どもも両親もラクで、効率的な方法だったと思います」(茂木さん)

タイへ行った時、当時7歳の長女と4歳の次女と
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