2013年に結婚し、5歳と2歳の姉妹のママとして多忙な日々を送るタレントの優木まおみさんの短期連載がスタート。今回は子育てと家事育児の両立術や夫との連携についてお話していただきます。

思い込みが強かった一人目育児

 娘たちはそれぞれ保育園に通っていて、わが家は共働き家庭です。幸い、長女と次女が同じ保育園に入ることができました。

 夫は美容師で帰宅が遅く、帰りはだいたい22時30分~23時ごろです。今でこそ、夫も育児に積極的に参加してくれますが、長女を産んで私が仕事に復帰をしたころは、保育園の送り迎えに加え、ご飯、お風呂、寝かしつけとすべて一人でやっていました。しかも、今思い返すと当時は「育児はこうでなくちゃいけない」という思い込みが強すぎたんですね。

 長女が赤ちゃんのときは、育児書をかなり読み込んでいて、知識で頭でっかちになっていました。「たくさん寝ないと成長ホルモンが十分に出ない」「夜7時には寝かせましょう」「食事の時間は毎日規則的に」など、育児書に書かれていた内容をすべて完璧に守ろうとしていました

 夜7時に寝かせると、夫は子どもに会えません。夫が帰宅したときの私の第一声は、「お帰り」ではなくて、「寝てるから静かに、シーッ!」みたいな毎日で(笑)。夫は平日休みなのですが、その日も赤ちゃんのリズムを崩さないよう、同じ時間に寝かせていました。長女が8カ月の頃、これは真剣に話し合わないと、と思う出来事があったんです。