子どもの習い事として人気があり、初めての習い事として選ばれることも多いスポーツ「水泳」。「今まさに習わせている」「これから習わせたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。水泳を通じて子どもの生きる力を伸ばすコツや、効果的な親の関わり方などについて、数多くのマンツーマンレッスンを手がけるプロの水泳指導者である菅原優さんに聞きます。最終回である3回目は、子どものやる気を引き出す親の関わり方について教えてもらいました。

子どもがレッスンに行きたがらない どうする?

 水泳教室に通わせているわが子がレッスンに行きたがらない。そんなとき、親はどうすればよいのでしょうか。

 「子どもが行きたくないと言う場合は、なぜ行きたくないのかという理由をちゃんと聞いてみることが大切です。その理由によって、親が取るべき対応も変わってきます」。これまでに水泳で数多くの子どもたちの指導実績を持つSwimmy代表の菅原優さんはそう言います。

 「人間のモチベーションには、自分が楽しいからやってみようと思う『内発的動機付け』と、地位や報酬などが得られるからやってみようと思う『外発的動機付け』の2通りがあるといわれています」

 子どもが水泳教室に行きたくないと言った場合、親は、この2つの動機付けのどちらが欠けているか、見極めたほうがいい、と菅原さんはアドバイスします。

Swimmy代表の菅原優さん
Swimmy代表の菅原優さん

 「子ども自身が水泳そのものを楽しく思えない場合は、内発的動機付けが弱い状態といえます。一方、先生に褒めてもらえない、レッスン中に怒られることが多い、なかなか進級できないといったことは、外発的動機付けが得られない状態に当たります」

 これまで水泳のマンツーマンレッスンを通じて多くの子どもたちと接してきた菅原さん。「先生との関係性や相性が悪いなど、外発的動機付けが得られないことが原因で、水泳教室に行きたくないと言う子が多い印象があります」

 では、内発的動機付けがない場合と外発的動機付けがない場合、親はそれぞれどのように対応すればよいのでしょうか。次のページから詳しく聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 親はレッスンを見学するなら……
  • 水泳を通じて「生きる力」を育むには
  • 水泳を習わせている目的に立ち返ることも大切

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