仕事面でもっと欲張りになりたいけれど、チャンスや新しいことについ「しり込み」してしまっていませんか? この連載では、ライフオーガナイザーとして多くの人の整理収納を改善し、「SMART STORAGE!」の代表として活躍を続けている鈴木尚子さんに、仕事で挑戦を続けるために大切な心構えやスキルを聞いていきます。どうぞご期待ください!

もったいない選択をするワーママがたくさん。その理由は?

 初めまして。「SMART STORAGE!」の鈴木尚子です。私が代表を務めるSMART STORAGE!では、アメリカ発祥の思考や感情の整理から始める「ライフオーガナイズ」というコンサルティング法を用いて、片づけやスタイリングのお手伝いをしています。プライベートでは高2の長男、小6の長女の母です。今回は、自分のあり方について考えることの大切さについてお話ししていきますね。

 SMART STORAGE!はライフオーガナイザーという資格を取得したプロの集団です。経験値の違いはあれど、それぞれの強みを生かして活動しています。私の仕事は、ボスとして彼女たちの強みや弱みを把握し、どんなチーム編成にしたら、最善のゴールが得られるか考えること。また、講座でライフオーガナイザーになりたい、もっとステップアップしたいという方たちとお会いすることもしばしばあります。

 そんな女性たちと接していて、時折感じるのが、「せっかく資格を取ったのに、能力があるのに、もったいない」ということ。仕事において、「私はこのくらいでいい」と満足してしまったり、「私にはそれは無理」とステップアップを諦めてしまっている女性が見られるのです。そこには、子どもがいるから、家庭があるからという理由が垣間見られます。

 私自身、専業主婦の母に育てられ、長男を出産した後は「子どもは母親が育てるべき」という呪縛にとらわれていて、家庭に入りました。長女がまだ赤ちゃんのときに、仕事に復帰しましたが、乳飲み子を預かってもらえる場所がなかなか見つからないというところからスタートしました。それから10年余りたった今、保育や家事サービスが格段に充実してきて、男性の意識も変わってきましたね。ママが働きやすい社会になったなぁと思います。

 だからこそ、「しり込みしているなんてもったいない!」と思うのです。もちろん、優先順位として家庭や子育てのほうが断然上で、仕事については「このくらいがちょうどいい」と満足している方にはそうは言いません。だってその方には自分がどうありたいかというビジョンがちゃんと描けているからです。仕事はここまでと割り切っていくことで、別の形で輝くことができる方だからです。

 でも、そうではない方たち、仕事に対して「〇〇があるから」「自信がないから」と何かと理由をつけていませんか? 本当にそれでいいのでしょうか。もしもモヤモヤした気持ちがあるなら、これからの人生で自分がどうありたいか、見つめ直してみませんか?

鈴木尚子さん。11年前に一人で「SMART STORAGE!」を立ち上げ、2018年に法人化。最近は食やアラフィフに向けたプロジェクトも展開している