以前はスキマ時間に読書。今はどこでもオンライン講座

 忙しいワーママが講座を受講する時間を作るのはとても大変ですよね。私が今の仕事を始めたころは、うちの子どもたちは赤ちゃんと幼児。仕事以外で外出する時間はありませんでした。そこで私がとった学習法はとにかく本を読むことです。ビジネス書から心理学、片付けに通じるものなど1カ月に10冊は読んでいたでしょう。でも、いつ読むか、が問題ですよね。

 私の場合、ひとつは通勤時間でした。トイレにもキッチンにも本を置いておきました。そこに来たら2~3ページずつでも読み進めるのです。短時間でも一人でお風呂に入れるときは浴室にも本を持ち込んでいました。ドライヤーで髪を乾かしたり、歯を磨いたりする時間も惜しくて、書見台(キッチンで料理本を開いておくときに使うようなスタンドです)に本を載せて読んでいました。仕事に必要なことはとにかく本から得ようとしていました。

 それも今はオンライン講座に変わりました。お皿を洗うときもシンクの前にタブレットを置いて学んでいます。「現状維持は衰退」という言葉を思うと、ボーッとしてはいられません

 私がいつも本を読んだり、学んだりしている姿を見てきたせいか、子どもにも影響が出ています。強みの診断ツールの講座を受けた日のことです。その内容がとても良かったので、家族に興奮気味に話すと、高校生の息子も興味を持って受講してみたいと言い出したのです。高校生が人材活用のツールを学ぶことはかなりまれなのではないでしょうか。親の学ぶ姿勢がきっかけで、子どもの興味や世界が広がっていくこともあるのかと実感した出来事でした。