貧しい家庭環境で育ち、中学生の頃から大黒柱として家族を支えながら、自力で留学を果たし、米国の大学を卒業。その後シングルマザーとして子育てをしつつ、公認会計士の資格を取得し、お金の専門家としてテレビやラジオなどの情報番組にも出演する森井じゅんさん。波乱万丈(はらんばんじょう)で経験豊かな半生を振り返りながら、先輩ママとして、お金のスペシャリストとして、子育て中のパパママへのメッセージを語っていただきます。第1回は、森井さんの半生について聞きました。恵まれない環境にあろうと、くじけることなく、結果を出し続ける大人になれた、その理由とは?

母と大学生と仕事の3足のわらじ

 米国で大学に通いつつ、カジノで経理担当者として働いていた26歳の時、妊娠して娘が生まれました。生後2カ月くらいまでは、職場に連れて行き、授乳をしながら働いていたんですが、突如「日本で育てよう」と思いたち、大学を卒業しないまま帰国することにしました。

恵まれない子ども時代を送るも、自力で人生を切り開き、キャリアを築いてきた森井じゅんさん。好きな言葉は「まあいっか」
恵まれない子ども時代を送るも、自力で人生を切り開き、キャリアを築いてきた森井じゅんさん。好きな言葉は「まあいっか」

 帰国した時、私の唯一の“財産”は、愛娘一人だけ。お金も資格もキャリアもありませんでした。

 まずは、東京で父の家に居候させてもらいつつ、父の仕事である古紙回収業の手伝いを始めました。マニュアル車の免許が必要だったので、教習所の託児所に子どもを預けて免許を取り、子どもを車に乗せて、仕事に出かける日々が続きました。

 大学を卒業するための単位が残っていたので、並行してリポートを提出するなどして、帰国から2年後にようやく卒業することができました。

次ページから読める内容

  • 古紙回収業から公認会計士へ
  • 小学5年生の1年間で5回転校
  • 母も親戚も私の稼ぎを期待していた
  • いじめと大黒柱から逃れられる先があった

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