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森井じゅん 親と子が今からやるべき資産づくりとは

【最終回】投資&副業は条件つきで賛成。避けたほうがいい人は?/自分と向き合う経験積み重ねることが子ども自身の「資産」に


シングルマザーとして出産後に、猛勉強して公認会計士資格を取り、テレビやラジオでコメンテーターとしても活躍する森井じゅんさん。連載最終回でもある今回は、中学1年生の子を育てる先輩ママとして、またマネーの専門家として、「これからの時代を生き抜くために大切な、親子の資産の増やし方」について話を聞きました。

投資は心の安定か不安定になるか否かで判断を

 DUAL世代の皆さんは、これからまだまだお金がかかりますよね。幼稚園から大学まで国公立に行かせても1000万円、私立になるとその2~3倍はかかる、などと言われるこの時代。それなりのお金の準備はしておきたいと思うのが親心。人生100年時代を迎え、私たち親の人生はますます長くなり、お金に関する不安を感じている人も多いと思います。

 現在、投資をすすめる政策やプロモーションが数多く存在し、自己責任が叫ばれる中、資産を増やさなくては、投資をはじめなくては、と焦っている人もいるかもしれません。ただそこは、よく考えて判断してほしいです。お金や時間、心に余裕があって、さらに投資に興味がある人はいろいろやってみてもいいと思います。しかし、ギリギリの家計状況の中で焦りからあれもこれも手を出すと、投資詐欺に引っかかりやすくなりますし、損失の回避も難しくなります。

 投資とひとことで言っても、株や投資信託、その他たくさんの種類があります。それぞれにリスクがあり、収益が得られることもあれば、損失が出ることもあります。だからこそ、投資は無理のない範囲、つまり、「もし失っても生活に影響のない範囲」で。必要に迫られて投資したお金をすぐに現金化しなければならないこともある、という状況では損失が拡大しかねません。

 投資をするなと言っているわけではありません。その商品を買うことで心の安定が保てるならそれも重要だと思います。ただ、儲けなくては!と投資をするために生活を圧迫させたり、24時間パソコンに張り付くほど不健全な精神状態になってしまったり、というようならやめておいたほうがいい、と私は思います。親が精神的に不安定になったり、イライラしてしまったり、子どもにも悪影響を与えかねません。

次ページから読める内容

  • 「収入を増やすための副業」もやめたほうがいい
  • 居場所をつくることで心の安定と収入を
  • きちんと「自分と会話ができる」子に

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森井じゅん 公認会計士/米国ワシントン州公認会計士/税理士/FP
森井じゅん 4歳のころ両親が離婚し、シングルマザーの家庭で首都圏を転々としながら育つ。高校中退後、大検を取得してレイクランド大学ジャパン・キャンパスに入学。卒業後に渡米し、ネバダ州立リノ大学で会計学を学びながらカジノで経理担当者として働いていたときに出産。帰国後、大学卒業資格を取得。2011年公認会計士試験に合格。2014年森井会計事務所を設立。お金のスペシャリストとして、情報番組のコメンテーターとして出演中。中学1年生の女の子の母。

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