今回から、『宇宙兄弟』などを手掛けた編集者の佐渡島庸平さんから、東大受験漫画『ドラゴン桜』で受験指導をするキャラクターの桜木建二さんにバトンタッチをします。そもそも何のために大学受験をするのか、親はどのようにサポートをすればいいのかなどを、数々の斬新な教育方法を打ち出し、実践してきた桜木さんが語ります。

受験は一人でストレスに立ち向かう練習

―――最近の中学受験を考える親の間では、将来の大学受験を避けるために大学付属の中学校が人気だそうです。一方で、あえて中学受験をせず、公立中学から高校受験を選択する家庭もあります。桜木建二さんは『ドラゴン桜』では「高校受験と大学受験はすべきだ」と主張していますね。

桜木建二(以下、桜木):人が成長していくためには、定期的なストレスがあったほうがいい。ストレスが全くない生活をしていると人間は成長しない。一人でストレスに立ち向かうといういい経験になるのが受験だ。しかし、過度なストレスもよくない。例えば、1000万円を中学や高校時代に稼がなければならない、といった状況は中高生にとってストレス負荷が大き過ぎる。受験勉強くらいの負荷がちょうどいいわけだ。

 受験勉強では、中学受験までは親の伴走が必要だ。何をどのように勉強するかの計画は中学受験までの段階では子ども自身ではまだ立てられないだろう。一方で、高校受験、大学受験となると、もう親が無理やりにさせることはできない。だから高校受験と大学受験は子ども自身が自分で向き合わないといけないことになる高校・大学受験は若者にとってちょうどいいストレス=負荷なのだ。

―――スポーツでトップクラスを目指すというのもちょうどいいストレスになりませんか?

『ドラゴン桜』の主人公、桜木建二 (C)三田紀房/コルク
『ドラゴン桜』の主人公、桜木建二 (C)三田紀房/コルク

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  • 勉強もスポーツの「努力の型」を学ぶのに有効
  • 東大は凡人にでも得られる社会的信頼のチケット
  • 受験が成功しても人生がうまくいくわけではない

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