IT分野のイベントを企画、運営するウィズグループのCEOで、21歳になる娘を育ててきたベテランママでもある奥田浩美さん。本連載では、多くの働く女性をエンパワーメントしてきた奥田さんに、キャリアや子育てのヒントをもらいます。1回目は、世界的パンデミックで、すべてのリアルイベントが中止となる中、ウィズグループがわずか1年半で、オンライン・バーチャル空間イベントへの切り替え、新規事業の立ち上げなどを行い営業利益が過去最高だった理由について。ピンチをチャンスに変えられた理由、変化の激しい時代を生き抜くマインドについて聞きました。

コロナ下でも事業の利益が過去最高だったワケ

ウィズグループCEOの奥田浩美さん
ウィズグループCEOの奥田浩美さん

 50年間変わらなかった価値観が、わずか3〜5年で変わる時代になってきています。社会が求める人物像も、極端なことをいえば、会社のためだけに24時間バリバリ働ける人から、次世代の社会を見通せ、社会全体の幸せを望む人へと変化していると思います。

 昨年から続く、新型コロナウイルスによるパンデミックでも、私たちの生活は一変しました。私がCEOを務めるウィズグループでは、メイン事業である数千人〜数万人規模のリアルイベントが吹き飛び、予定していたイベント事業の7割がなくなりました。

 しかし、1年半がたってふたを開けてみると、今年は、営業利益が過去最高に。パンデミック直後からオンライン・バーチャル空間事業に切り替え、社員全員が世界中のあらゆるイベントプラットフォームを一から検証しながら、次々と新規事業を立ち上げてきた結果です。「ピンチはチャンス」であり、そのチャンスの9割は「人」によってもたらされることを改めて実感しました。

 当社の例でいうと、社員それぞれが「変化に強い人」「好奇心旺盛な人」であったことが、大きかったと思います。

次ページから読める内容

  • 会社が仕事を作って個人に割り振るのではなく、個人の力をベースに仕事を作り上げていった
  • 失敗ありきのスピード感がV字回復につながった
  • 欠点があっても「別にいいんじゃない?」
  • 他のメンバーの欠点を知っているから、「これをやらなくて済むように」とフォローし合ってきた
  • 時代に合わせて、関係性が変化するのが大前提

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