夏休み中の学習が秋以降の成績の伸びに影響すると言われているため、中学受験を控える小学6年生にとって夏休みは「天王山」と言われます。でも、期間が長いのでどうしても中だるみをしてしまうもの。小学4年生、5年生でも夏期講習は基礎固めのために大事です。過去に掲載した中から、中学受験に関するおすすめ記事を厳選しました。今の時期から知っておきたい、秋以降の学習の流れなどについての記事を参考にしてみてください。

塾の夏期講習を上手に乗り切る

夏期講習がもう半分終わってしまったというのに、予定通りに学習が進んでいない、やり残していることがたくさんある……と焦っている親御さんがいるかもしれません。そこで、DUALで過去に掲載した記事の中から、夏休み中から秋にかけて読んでおきたい、中学受験に関するおすすめ記事を厳選して紹介します。今6年生であれば、すべては本番のため。小学5年生、小学4年生は来年以降に大事になる基礎を固めるため、ポイントだけ押さえておきましょう。


中学受験 夏は志望校の出題傾向に応じ弱点をつぶす(2019.07.24)


プロ家庭教師の安浪京子さんは「夏の勉強の成果が9月の模試ですぐに発揮されることはありません。『2月1日の本番を迎えるための夏』という意識で構えておきましょう」と話します。長い夏休み、中だるみをしないためにも、毎日できるような簡単なお手伝いを生活に組み込むことを勧めます。その理由は?


4~5年の基礎「子ども任せ」は受験直前の失速のもと(2021.06.03)


多くの塾の場合、小学4、5年生の夏期講習は復習が中心なので、苦手単元がある場合は克服するチャンスです。ただ一言で「基礎固め」と言っても、子どもに任せず親が見るべきポイントがあります。後期に子どもの成績を伸ばすために必読です。


5年の夏が大事! SAPIX算数の夏期講習のコツ(2017.07.04)


多くの塾の場合、5年生の夏期講習は復習が中心ですが、SAPIXだけは重要単元のカリキュラムがどんどん進みます。西村則康さんは「実は中学受験で一番大変なのは、5年生の夏休みです」と言います。どうやって乗り切ればいいのでしょうか。

算数、理科の重要分野を楽しみながら理解する

6年生でも「速さ」が苦手な子は多いもの。5年生の重要単元なので、夏のうちに復習しておきたいですね。理科の昆虫の冬越しなどは、大手塾では小学4年生から学びますが、単なる暗記ではすぐに忘れてしまいます。そんな単元の勉強のポイントを紹介します。


中学受験の算数 「速さ」攻略のカギは図の使い方にあり(2020.11.24)


中学入試の算数で、「速さ」は出題頻度の高い分野の1つとなります。その一方で、速さを苦手とする子は少なくありません。速さの問題で動きの状況を整理する方法を押さえておきましょう。


理科 知識の定着は自分なりの意味付けが大事(2020.11.19)


植物や動物など生物範囲は覚えなければいけないことが目白押し。でも、単なる暗記ではなく、その理由や因果関係を知ることで記憶が定着します。双子葉・単子葉植物の分類は整理して覚え、昆虫の冬越しは因果関係を理解し、生きた知識に。

秋以降の学習の流れを知って心の準備を

小学5年生では秋以降、大手塾では社会の歴史分野の学習が始まります。歴史漫画の購入を検討する家庭も多いでしょう。小学6年生は受験本番に向けて模試が続き、忙しくなります。5、6年生の秋にやるべきことは?


子ども向け「歴史漫画」の戦国時代 選び方のヒント(2020.10.06)


「歴史漫画」を購入したいけれど、大手出版社からたくさんの歴史漫画シリーズが出ていて迷ってしまう人もいるでしょう。プロ個別指導教室「SS-1」副代表の馬屋原吉博さんに、それぞれの出版社のシリーズの特徴と、子どもに向けて選ぶポイントを聞きました。


中学受験の小6秋 上位校狙うなら志望校対策を徹底(2020.11.02)


秋になると、6年生は塾の平常授業に加え、週末は志望校別の特訓授業や模試があります。大手塾に通っている場合は、土日両方に塾が入ることがほとんどですし、志望校の過去問も解き始めなければなりません。優先順位の付け方を紹介します。

学校選びどうする?

緊急事態宣言の延長で学校説明会を中止する中学校も増えてきました。第1志望は固めていても、併願校はまだまだ……という家庭も多いでしょう。リアルで学校見学ができないなか、わが子に合った学校選びのヒントにぜひ。


併願校選びのポイント 学校説明会で親が見るべきは(2020.10.12)


併願校を考える際に、分かりやすい指標として偏差値を基準にしてしまうもの。しかし、西村則康さんは「その学校の校風とお子さんのタイプが全く違っていたら、入学後につらい思いをする」と指摘します。


中高一貫出身者が語る「男子校ってどんな感じ?」座談会(2021.02.22)


親が公立の中学校の出身の場合、男女別学の私立中学校がどんな雰囲気かは、なかなかイメージしにくいのではないでしょうか。男子校出身の3人の塾講師に、男子校で過ごした6年間について語ってもらいました。


小6で受験再開 勉強と進行管理は知人に 2科目で合格(2021.07.09)


わが子に合う学校を探して50校以上、延べで130回以上の学校見学をしたママが登場。人事の仕事をしていることから、学校選びの際はあることを調べていたと言います。それは何でしょうか。

文/羽田光(日経xwoman DUAL)