これから1年間は、とことんチャレンジしよう

 そのことを夫に話したら、「それは、すごくいいと思うよー」と喜んでくれて。口には出さなかったけれど、彼は本当はずっと望んでいたのでしょうね。

 で、2人で話し合い、これから1年間は、とことんチャレンジしよう、と決めました。年齢を考えたら最初から病院に通ったほうがよかったのかもしれませんが、私たちは自力のタイミング法から始めました。期間を区切ったのは、結果が出なかったときに引きずってしまうことを避けたかったからです。赤ちゃんは授かりもの。夫婦2人で楽しく生活していくのも全然アリだよね、と、最初に夫と確認し合いました。

 「妊活」に当たって、私がまず取り組んだのは、体を温める「温活」です。年齢に加え、もともと体温が低くて冷え性の私は、たぶん妊娠しにくい状態だろうと思ったんですね。だから、食生活を見直し、代謝を上げ、体を温めて体調を整えることが第一だろう、と。足首を温めたり、ゆっくりお風呂に入ったり、腹巻きをしたり……いろいろなことを試しました。

 「年齢的に考えたら、やっぱり難しいのでは」と思う気持ちもないわけじゃなかった。だから、この温活で健康になれたら、たとえ授かれなくてもこの1年間のチャレンジは無駄じゃなかったと思えるかもしれない、とどこかで考えていたような気がします。