MBA税理士ママの田村麻美さんに働き方の戦略を聞く本連載。誰も予想していなかったコロナ禍を経て、共働き親は自分の働き方をどのようにデザインしていったらよいのでしょうか。自身の戦略も聞きました。
保育園に行けず、仕事中も子どもがそばに
こんにちは。税理士の田村麻美です。新型コロナウイルスの影響で、この数カ月、皆さん、大変な毎日だったと思います。私が住む東京・足立区でも保育園は登園自粛となり、夫は交代制勤務になりました。6月に入り、感染予防の日々は続くとはいえ、娘は再び保育園に通い始め、夫の勤務も通常に戻っています。
税理士である私はというと、例年、顧客の確定申告で年末から3月中旬が繁忙期となります。子どもがいつ熱を出すか分からないので、早めに仕事を進める癖がついていて、今年も確定申告に関する業務は、3月の始めには終わりました。例年ならその後しばらくは、比較的ゆっくりできる時期なのですが、今年は4月に入って予定外の忙しさが始まりました。というのも、コロナによって経営的な影響を受けた顧客から、融資支援などの相談が寄せられ始めたからです。
既に保育園の登園自粛要請が出ていたので、夫が仕事の日は、私が仕事をしながら朝から夜まで年長の娘とふたりで過ごしました。タブレットで絵を描かせたり、ネットフリックスを見せたりすれば、娘は静かに過ごしてくれます。ただ、やはり動画に頼りすぎるのは考えものと思い、足し算や引き算など勉強系のアプリにも挑戦させました。しかし、今度は「ママ、ちょっと教えて」と言われると、仕事の手を止めないといけないのが悩みどころです。
そこで、仕事の効率が落ちてもやむなしと割り切ることに。代わりに夫が休みで娘と過ごす日は、このときとばかりに仕事をしました。そのため、夜遅くまで仕事をすることもしばしば。私自身の生活リズムが崩れるのが悩みでした。

次ページから読める内容
- 自分の強みをオンラインでどう発揮できるかが課題
- 遠隔での業務は「報・連・相」が今まで以上に大事になる
- 収入源を増やすためにチャンネルを広げる
- 自立できる人とできない人では格差が広がる
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