産前産後サポートや家事サポートなどを行う会社を経営し、父親(両親)学級などの講師として延べ1万7000人以上に講義をしてきた渡辺大地さん。自身も3人の子どもを育てるパパです。本連載では、これまであまり語られてこなかった「パパたちの本音」について語ってもらいます。

コロナ下の出産 立ち会いできなくてもパパの自覚は持てる

 コロナ下の出産は、分娩の立ち会いや入院中の面会がなかなか難しいですよね。一部解禁しているところもありますが、パパが100パーセント一緒に居られることは少なく、それがつらいという声を、ママ・パパの両方から聞きます。

 今は、立ち会い出産をリモートで行うことも増えてきているようで、その場合、パパやきょうだいは、画面越しに出産を応援することになります。ただ、リモート立ち会いでは、どうしても臨場感に欠けてしまい、本当の意味での「出産の大変さ」が伝わりにくいところもあるといいます。

 また、パパが赤ちゃんを初めて抱っこできるのが退院後となってしまうため、「パパとしての自覚を得にくいのでは?」と心配する声も。ただ、僕は、そこに関しては、妻の退院後、実生活において徐々に自覚できれば、なんの問題もないと思っています。

 むしろ、今まで以上に気になるのが、「パパが育休を取得するタイミング」です。育休を取るパパは徐々に増えてきています。ですが、その育休が、本当に「今後の子育て」において有意義な時間の使われ方をしているかというと、ちょっと疑問なんですね。

妻子に会えないうちに、パパの育休が終了!?

 パパ育休は、第1子の出産であれば、「妻の産後をサポートする」ことが目的の場合も多いと思います。そのため、「妻の出産予定日から1週間程度の育休を取得した」というパパも少なくありません。

 ですが、コロナ下では、妻が出産し、家に赤ちゃんを連れて帰るまでの入院期間は、パパの仕事といえば妻のパジャマなどを洗濯するくらい。ほとんどやることがありません。面会もできない上に、きょうだいなどもいないとなると、ほとんどパパは一人家で過ごして育休を消化。母子が退院すると同時に育休も明ける……といったことが起きてしまうのです。

次ページから読める内容

  • パパが「夜泣き対応係」になり、ママに休んでもらおう
  • 「寝不足で赤ちゃんのお世話」のほうがよほど大変
  • 「赤ちゃんと二人きり」でパパとしての経験値を上げる

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